食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02470180149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、栄養補助食品としてのビスグリシネート及びニコチン酸グリシネートに関する科学パネルの意見書を公表 |
資料日付 | 2008年6月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、銅、亜鉛、カルシウム及びマグネシウムの摂取源としてのビスグリシネートキレート、クロム摂取源としてのニコチン酸グリシネートの安全性と生体内利用能に関する科学パネルの意見書を公表した。 意図される使用条件下で上記のミネラルビスグリシネートを摂取した場合、その一日摂取量が既存のミネラル分栄養補助食品で摂取されると思われる一日摂取量を超過することはなく、EUで認可されている他の形状のミネラル系栄養補助食品のそれと同様であると推測される。 また、それぞれのミネラル源に由来するカチオンの生体内利用能に関するデータから、当該栄養補助食品のミネラルは経口摂取後、生体内で利用可能であることが示されている。 遺伝毒性試験は行われていないが、科学パネルは、グリシンやニコチン酸に遺伝毒性の懸念はないと考えている。 申請されているメタルグリシネートは、科学パネルによって安全が確認されている鉄ビスグリシネートと化学構造が類似している。故に、鉄ビスグリシネートの亜慢性試験結果を適用し、グリシネートのNOAELを約400mg/kg体重/日とした。 慢性試験、発がん性試験、繁殖毒性及び発達毒性試験の結果は入手できなかったが、ミネラルグリシネートを家畜に与えた長期給餌試験の結果から、繁殖に悪影響は見られなかった。 食事によるミネラルグリシンの摂取が非常に高くなったとしても、予測暴露量は上記のNOAELを下回っている。 また、グリシン自体は、EUでは既に認可されており、特定の栄養目的で食品への添加が可能である。 したがって、科学パネルは、銅、亜鉛、カルシウム及びマグネシウムの摂取源としてのビスグリシネートキレートは、栄養補助食品や特定栄養目的食品として使用しても安全上問題はないと考えている。ただし、クロムニコチン酸グリシネートの場合、その構成成分に関する情報がないため、安全性及び生体内利用能に関して結論を導くことはできなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/afc_ej718_bisglycinates_op_en ,0.pdf |