食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02470100104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、トマトによるサルモネラ食中毒の最新調査結果を公表 |
資料日付 | 2008年6月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は6月16日付でトマトによるサルモネラ食中毒の最新調査結果を公表した。概要は以下のとおり。 CDCは各州の衛生当局、インディアン衛生局、FDAと共同で複数の州で発生したSalmonella血清型Saintpaul感染症の調査を行った。疫学調査によりトマトの生食が疾病の原因として考えられることを確認した。トマトの具体的な品種と汚染源については調査中であるが、データから、プラム(red plum)ローマ(Roma)や赤色丸玉(red round)のような大玉トマトが汚染源であると示唆されている。 4月以降、同じ遺伝子型のSalmonella Saintpaulの感染者は次の28州及びコロンビア特別区の277人に上った:アーカンソ(2人)、アリゾナ(19)、カリフォルニア(6)、コロラド(1)、コネティカット(2)、フロリダ(1)、ジョージア(7)、アイダホ(3)、イリノイ(34)、インディアナ(7)、カンサス(8)、ケンタッキー(1)、メリーランド(1)、ミシガン(2)、ミズーリ(4)、ニューメキシコ(68)、ニューヨーク(2)、ノースカロライナ(1)、オハイオ(3)、オクラホマ(4)、オレゴン(3)、テネシー(4)、テキサス(68)、ユタ(2)、バージニア(16)、バーモント(1)、ワシントン(1)、ウィスコンシン(5)、コロンビア特別区(1)。 情報が得られた202人は4月10日~6月5日の間に発症していた。患者の年齢は<1~88歳で、46%が女性であった。少なくとも43人が入院治療を受けた。公式には今回のアウトブレイクによる死亡例の報告はないが、テキサス州でがんにより死亡した60歳代の男性は、死亡時Salmonella Saintpaulに感染していた。感染が死亡の誘因となった可能性がある。 2007年同時期のSalmonella Saintpaul感染は3人で、同菌株の感染が稀なことから、トマトは殆ど全国に流通していたと思われる。報告が遅れたこと、多くのサルモネラ症患者の糞便が検査されていないことから、もっと多くの感染者が地図上に記載されていない州で発生していた可能性がある。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | http://www.cdc.gov/salmonella/saintpaul/ |