食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02460310361 |
タイトル | 台湾行政院衛生署、ピスタチオ製品からアフラトキシンを検出、食品安全警報を発信 |
資料日付 | 2008年6月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 台湾行政院衛生署は6月5日、市販の種実類及びその製品について実施した検査の結果、アフラトキシンの基準超過サンプルがあったことを受け、同署が信号色の3段階に分けて発信している食品安全警報の黄信号を発信した。概要及び消費者へのアドバイスは以下のとおり。 1.台北県等5都市の衛生局にサンプル検査を割り当てた種実類及びその製品73製品のうち、1製品にアフラトキシンの基準超過が見られた(検出レベル:17.6ppb、上限基準:10ppb)。 2.問題の製品については、すでに現地の衛生局に同じロットの製品及び原料の入手先の調査等を指示している。 3.米国食品医薬品庁(FDA)の資料においては、自殺を企てて一定期間にわたり故意にアフラトキシンを摂取したところ、急性症状を示したものの、長期的には回復した研究例が存在する。 今回、問題となっている製品の総アフラトキシン検出レベル17.6ppbのうちアフラトキシンB1は15.9ppb(μg/kg)で、米国FDAの資料に示される研究例の摂取量に達するには、2週間連続して毎日41.5kgのピスタチオを摂取しなければならない。 4.国際癌研究機関(IARC)は1987年にアフラトキシンの発がん性を認定したが、現時点に至るまで耐容一日摂取量(TDI)を設定していない。このため、FAO及びWHOの提唱するALARA(As Low As Reasonably Achievable)の原則に基づき、食品中のアフラトキシン含有量は「合理的に達成可能な範囲でできる限り低く」抑えるべきであり、製造段階からの管理を強化して初めて、リスクを低減することができる。 5.消費者にはピスタチオを購入する際に、信頼の置けるメーカーのもので外観が正常なものを選択するようアドバイスする。また、加工業者が原料を輸入する際は安価で質の悪いものを選択しないようにするとともに、原料・半製品の保管温度に注意するようアドバイスする。 |
地域 | アジア |
国・地方 | 台湾 |
情報源(公的機関) | 台湾行政院衛生署 |
情報源(報道) | 台湾行政院衛生署 |
URL | http://consumer.doh.gov.tw/fdaciw/pages/naderism_content.jsp?typeSn=4&listSn=38&sn=651&pageNo=1&prePageNo=1 |