食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02430420149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料添加物Mintrex Cuの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表 |
資料日付 | 2008年5月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、飼料添加物Mintrex Cuの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表した。 Mintrex Cuは17%以上の銅と78%のヒドロキシメチオニン類似物((2-ヒドロキシ-4-メチルチオ)ブタン酸、HMTBa)を成分とし、銅の摂取源として使用が検討されている。EUでは、銅とHMTBaは、それぞれ既に飼料添加物として認可されている。 飼料1kgあたり10~500mgのMintrex Cuを添加した場合、肉用鶏の肝臓における銅の量は硫酸銅を添加した場合と同様のパターンで増加しており、当該飼料添加物由来の銅が生体内で利用可能なことが示された。それゆえ、当該飼料添加物は全ての動物に利用可能な銅の摂取源であると考えられる。 また、対象動物に関する負荷試験は行われていないが、肉用鶏への安全性は有効性試験から評価可能であることから、当該飼料添加物は肉用鶏に対して安全であると考えられる。しかし、銅への感受性は動物種間で顕著な相違があり、鳥類は最も耐性が高いことを考慮すると、肉用鶏に関する結果を他の動物種に拡大適用することはできない。 また、当該飼料添加物は無機銅と比較して、組織中の銅沈着に大きな変化を与える可能性はないと考えられるが、これは限られた証拠に基づいており、可食組織の銅濃度を直接評価したものではない。急性毒性及び遺伝毒性データから、当該飼料添加物は他の銅の摂取源と比較して、さらなる毒性をもたらすことはないと考えられる。 消費者の安全性に関して、科学パネルは、銅を当該飼料添加物の毒性を示す要素として留保している。銅の摂取や、組織における銅の蓄積に関する最近の比較試験のデータに基づき、最悪ケースシナリオとして推計を行った。その結果、消費者の暴露量は銅の上限摂取量(5mg/日)を超過しないことが明らかとなった。それゆえ、認可された範囲内で最大量の銅が添加された当該飼料添加物を使用しても、消費者の安全に懸念を及ぼすことはないと科学パネルは結論付けた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/feedap_op_ej693_mintrex_cu_en ,3.pdf |