食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02430090314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「イチゴ中のホルメタネート(0.37mg/kg)による急性の健康リスクはない」を公表 |
資料日付 | 2008年5月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「イチゴ中のホルメタネート(0.37mg/kg)による急性の健康リスクはない」を公表した(2008年5月7日付/5ページ)。概要は以下のとおり。 2008年4月に、イチゴから農薬の有効成分ホルメタネートが0.37mg/kg検出されたとの報告を受けた。VELS調査(残留農薬の急性毒性評価のための乳幼児の食事摂取量調査。2001年6月~2002年9月に実施。)のデータを用いて子供の摂取量を算定すると0.0058mg/kg体重となり、急性参照用量(ARfD)0.005mg/kg体重を15%上回る。これに関しBfRはリスク評価を行った。 ホルメタネートの無毒性量(NOAEL)は 0.5mg/kg体重である。摂取量が0.0058mg/kg体重の場合、安全マージン(MOS)は約87となる。ホルメタネートの急性毒性は、すぐに回復するコリンエステラーゼ阻害によるものであり、その阻害作用は、胃カテーテルによる投与後の、バイオアベイラビリティ(AUC)よりむしろ最高血中濃度(Cmax)に依存する。そのような有効成分の種差の安全係数は、通常の10から5に引き下げることができる。それゆえ国際的な評価概念では、ホルメタネートの急性リスクの評価に用いる安全マージンは50で十分だと判断される。現在の知見では、ホルメタネートが0.37mg/kg残留したイチゴによる子供の急性健康リスクはない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/218/keine_akute_gesundheitsgefaehrdung_durch_formetanat_in_erdbeeren.pdf |