食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02420290149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料添加物ナイカルバジンと非対象動物用飼料との交差汚染に関する科学パネルの意見書を公表 |
資料日付 | 2008年5月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、肉用鶏用の抗コクシジウム飼料添加物ナイカルバジンと非対象動物用飼料との交差汚染に関する科学パネルの意見書を公表した。 配合飼料の製造時に、少量の飼料が製造工程に残留し、別の飼料を汚染することが一般的に知られている。今回、このような交差汚染の結果、非対象動物が当該飼料添加物に暴露することによる健康リスク、さらに、これらの動物由来食品への残留に関して評価を行った。 負荷試験の結果、鶏に認可されている最大量(50mg/kg飼料)の当該飼料添加物を非対象動物が偶然摂取しても、悪影響は生じないと考えられる。また、交差汚染の結果、対象動物で認可されている最大量の10%の当該飼料添加物が非対象動物の飼料に混入しても、当該飼料添加物の摂取量は0.25mg/kg体重/日となり、NOAEL(200mg/kg体重/日)を大幅に下回る。それゆえ、ナイカルバジンの最大認可量の10%が交差汚染で混入しても、非対象動物に健康上の悪影響が生じる可能性はないという結論に至った。 当該飼料添加物の残留に関するデータに基づき、ヒトの摂取量を控えめに推計すると、鶏卵100g、鶏の肝臓100g及び鶏肉300gを消費した場合、ヒトのナイカルバジンへの暴露量は843μg(体重60kgのヒトで14μg/kg体重/日)となり、暴露マージンは約10 ,000となる。それゆえ、交差汚染により、対象動物で認可されている最大量の10%の当該飼料添加物が混入した飼料に暴露した動物に由来する製品中の残留当該飼料添加物を摂取しても、消費者に重大な健康リスクを引き起こすことはないという結論に至った。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/contam_op_ej690_nicarbazin_en ,0.pdf |