食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02410180149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、牛舌摂取によるヒトのBSEリスクに関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2008年4月30日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、牛の舌のリンパ組織への暴露によるヒトのBSEリスクに関する科学パネルの意見書(PDF24ページ)を公表した。
 欧州委員会は、最近公表された牛の舌の消費と公衆衛生リスクに関する論文を検討し、牛の舌のリンパ組織への暴露によるヒトのBSEリスクに関して評価を行うようEFSAに要請した。
 上記の論文は、牛の舌のリンパ組織の分布や舌扁桃の位置を説明し、現行の牛の舌の摘出方法は、特定危険部位の除去方法としては不適当であるという結論を下し、他の摘出方法の導入を提案している。
 EFSAは上記の論文を検討し、舌の付け根にある舌扁桃は、現行の摘出方法では完全には除去できない可能性があることを論文中の実験で確認した。
 また、様々なパラメータを検討して、牛の舌を消費し舌扁桃に暴露することによるヒトのBSEリスクを定量化した。その結果、牛の扁桃の感染性は全体的に低く、近年のBSE有病率の低下、幅広く実行されている特定危険部位除去政策を考慮すると、現在EUの法規で定められている方法で摘出された舌のリンパ組織に暴露することにより、ヒトがBSEに暴露する危険性は、無視できないとしても極めて低いといえる。さらに、十分な定量的データが入手できないため、現行の舌の摘出方法と上記論文で提案された摘出方法を比較し、ヒトのBSEへの暴露リスクがどのくらい減少するか検証することはできなかった。しかし、現行の摘出方法に比べ、提案された摘出方法によって牛の扁桃を除去しても、BSEリスクは極めてわずかしか減少しない可能性がある。
 論文原文(図あり)は以下のURLから入手可能。
http://vdt.ugent.be/code/showupload.php?id=288
 論文英訳(図なし)は本意見書のANNEX1として添付されており、以下のURLから入手可能。http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/annex_1_bovine_tongue_translation.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/biohaz_op_ej700_bovine_tongue_en.pdf