食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02400280149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料添加物デコキネートによる非対象動物用飼料との交差汚染に関する科学パネルの意見書を公表 |
資料日付 | 2008年4月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、飼料添加物デコキネートと非対象動物用飼料との交差汚染に関する科学パネルの意見書を公表した。 配合飼料の製造時に、少量の飼料が製造工程に残留し、別の飼料を汚染することが一般的に知られている。今回、このような交差汚染の結果、非対象動物が当該飼料添加物に暴露することによる健康リスク、さらに、これらの動物由来食品への残留に関して評価を行った。 肉用鶏用抗コクシジウム剤として使用が認可されているデコキネートへの感受性が最も高い動物は犬である(NOAEL:15mg/kg体重/日)。豚や反芻動物などに関する負荷試験の結果、非対象動物が、鶏で認可されている最大添加量(40mg/kg)の当該飼料添加物を含む飼料を偶然摂取した場合、非対象動物に健康リスクが生じることはないと考えられる。また、交差汚染の結果、対象動物で認可されている最大添加量の10%の当該飼料添加物が非対象動物の飼料に混入しても、当該飼料添加物の摂取量はNOAELを大幅に下回る。それゆえ、交差汚染による混入の場合、非対象動物に健康上の悪影響が生じる可能性はないという結論に至った。 実験データより、交差汚染の結果、対象動物で認可されている最大添加量の10%(4mg/kg飼料)の当該飼料添加物が混入した飼料に暴露した鶏の卵、肝臓、腎臓、筋肉及び皮/脂肪における当該飼料添加物の残留予測値は、それぞれ12、51、63、30及び75μg/kgと推定される。この結果から、当該飼料添加物へのヒト(60kg体重)の暴露量は0.56μg/kg体重/日と推定されるが、この値はADI(75μg/kg体重)を大幅に下回っている。それゆえ、交差汚染により、対象動物で認可されている最大量の10%の当該飼料添加物が混入した飼料に暴露した動物組織中の残留当該飼料添加物を摂取しても、消費者に重大な健康リスクを引き起こす可能性はほとんどないという結論に至った。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/contam_op_ej656_decoquinate_en.pdf |