食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02400200105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、飼料規制強化最終規則を官報に公示
資料日付 2008年4月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は4月24日、飼料規制を強化する最終規則を官報に公示した旨発表した。概要は以下のとおり。
1. FDAは、消費者と動物をBSEから保護するために、ペットフードを含む全ての動物用飼料への特定の牛由来原料の使用を禁止する最終規則を発表した。
2. 新たな措置は、反芻動物用飼料に特定の哺乳動物たん白質の使用を禁止する1997年の飼料法を基に構築されたもので、FDAの動物用医薬品センター所長によると「現在のBSE安全対策を強化するもの」である。
3. 動物用飼料として使用が禁止されるのは、高いBSE感染リスクがある部位である。具体的には、BSE陽性牛の全と体、30ヶ月齢以上の牛の脳と脊髄、歩行困難牛などと畜前検査に合格しなかった牛の全と体(BSEリスクが極めて低いと考えられている30ヶ月齢未満牛、あるいは脳、脊髄が除去されている場合を除く)、BSE陽性牛由来タロー、当該規則に禁止されている部位以外からのタローで0.15%以上の不溶性不純物を含むもの、当該規則で禁止されている部位からの機械的分離肉が禁止される。
4. 全ての動物用飼料から高リスク原料を排除することにより、反芻動物用飼料と非反芻動物用飼料ないしは飼料原料との製造工程や輸送中の交差汚染、又は農場での給餌ミスなどBSEの原因とされる物質の不注意による伝染を防ぐ。高リスク原料を全ての飼料から排除する追加策により牛への偶発的給餌も防ぐ。
5. 本規則はFDAが意見募集のために公表した2005年10月の規則案を最終化するもので、肉牛生産者、食肉業者、レンダリング業者、飼料業者などに準備期間を与えるため2009年4月27日に施行される。最終規則では、と畜前検査されずにヒトの食用とされる牛を処理するレンダリング業者には、牛の年齢特定、脳、脊髄の除去などの手続き記録のFDAによる検査が義務付けられる。
6. 科学的知見によりBSE感染牛の摂取とヒトのvCJDとの関連性が指摘されている。2004年の規則ではヒトの食用への特定危険部位の使用を禁止している。米国産牛肉の摂取と関係するvCJDの症例はなく、米国内の牛のBSEリスクは低い。
 官報(2008年4月25日付け)は以下のURLから入手可能。(PDF40ページ)
http://www.fda.gov/OHRMS/DOCKETS/98fr/08-1180.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2008/NEW01823.html