食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02400150334 |
タイトル | アイルランド食品安全庁(FSAI)、動物の結核病が食品を通し感染する可能性についての報告書を更新 |
資料日付 | 2008年4月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | アイルランド食品安全庁(FSAI)は4月15日、動物の結核病と食品の安全性に関する報告書を更新し、公表した。 新報告書については、2003年に科学委員会が作成した最初の意見書を2008年に微生物学小委員会が更新し、科学委員会で採択されたもので、ウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)を含めた結核菌群(Mycobacterium tuberculosis: MTBC)と総称される細菌によって引き起こされる結核に関する最新の情報を掲載している。 牛及びその他の反芻動物に結核病をもたらすウシ型結核菌は、ヒトにも結核を引き起こす。食品由来感染の主要な媒体は、食肉、乳及び乳製品である。アイルランドにおいては、牛の結核病が依然として酪農業及び牧畜業で大きな問題となっており、毎年結核病の診断で10 ,000頭近くが防疫措置を受けている。 科学委員会は入手可能な証拠を検討した結果、公的検査を受けた食肉からのリスクは低く、殺菌が乳及び乳製品のリスクを軽減するきわめて重要な管理措置であるとの結論に達した。従って委員会は、非殺菌乳及び非殺菌乳から作られるチーズなどの乳製品の摂取についての懸念を大きく取り上げた。新報告書では、食肉、乳及び乳製品の安全性をウシ型結核菌のハザードから守るために一連の提言を行っている。 新報告書の目次は下記の通り。 更新版作成に際しての序文 1. 文書の範囲 2. 序論 2.1 結核 - 特性の定義 2.2 微生物学 2.3 結核菌群の ヒトへの感染の歴史 2.3 アイルランドにおけるヒト結核の疫学 3. 動物の結核病 3.1 動物における結核病の歴史 3.2 アイルランドにおける動物の結核病の疫学 4. 結核陽性反応動物由来食品の使用を規制する法律及び規定 4.1 動物の結核病: 乳及び乳製品 4.2 動物の結核病: 食肉 5. フードチェーンを通して動物からのヒトへの結核感染の可能性 5.1 乳及び乳製品による動物の結核病感染の可能性 5.2 食肉による動物の結核病感染の可能性 6. 結論 7. 提言 7.1 動物の結核病抑制のための措置 7.2 動物の結核病のヒトへの感染予防 7.3 研究及び情報収集 参考文献 当該報告書更新版の全文(PDF 28ページは以下のURLから入手可能。 http://www.fsai.ie/publications/reports/Zoonotic_TB.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | アイルランド |
情報源(公的機関) | アイルランド食品安全庁 |
情報源(報道) | FSAI |
URL | http://www.fsai.ie/publications/reports/Zoonotic_TB.pdf |