食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02370140188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、飲料水中の残留農薬及び代謝物質が健康被害を起こさない最大値(Vmax)を規定することに関する意見書を公表 |
資料日付 | 2008年3月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、2004~2006年の期間に水質基準を超えた水道水中の残留農薬及び代謝物質に関し、健康被害を起こさない最大値(Vmax)を規定することについて食品総局(DGAl)から諮問を受け、2008年2月7日付け意見書を公表した。2001~2003年の期間では58種の農薬成分及び代謝物質について水質基準超過があったが、2004~2006年の期間では50種であった。 公衆衛生法の関係各条に定める水道水及び原水の水質基準に関し、2007年1月11日付省令で残留農薬の水質基準は以下のとおり定められている。 水道水: 農薬有効成分各々につき0.1μg/L(ただしアルドリン、ディルドリン、ヘプタクロール及びヘプタクロロエポキシドについては0.03μg/L)、残留農薬総量は0.5μg/L 原水: 農薬有効成分各々につき2μg/L、残留農薬総量5μg/L 慢性TRV (Toxicological Reference Values:毒性学的参照量)についてはWHO、JMPRなどの国際機関や各国機関の数値があるが、それらの一部は既に比較的古いデータであったり、幾つかの農薬成分については欧州指令の見直し対象となっているものもある。 1.AFSSAの結論 (1)農薬を含む水道水質基準超過についての健康リスク評価に関する2007年6月8日付AFSSA意見書(2004-SA-0069)を堅持するものである。即ち、水源の水質を維持し、原水水質では個々の農薬有効成分の残留について2μg/Lの基準を遵守し、水道水の農薬含有量を少なくとも水質基準まで可能な限り速やかに下げる手段を講ずるべきであることを注意喚起する。 (2)農薬及び代謝物質がVmax以下である水を摂取しても、毒物学的基準及び現在の知見では、なんら健康被害を惹き起こすものではないと考える。 (3)本意見書の対象農薬成分で閾値のないものについては、2004~2006年の調査では唯一β-HCH(ヘキサクロロシクロヘキサン)が基準超過であった。β-HCHを0.017μg/L含む水を生涯摂取したとして、発がんリスクは10のマイナス6乗分増加する。このVmaxは水質基準0.1μg/L未満である。ヘクサクロロベンゼンはWHOが定める公衆衛生指針値は0.05μg/Lであり、水質基準0.1μg/L未満である。 2.AFSSAの提案 (1)慢性TRVから安全閾値を出せるものはWHO、JMPR及び欧州連合などのシナリオのうちで最も厳しいものに、またそれがないものについては著名な評価機関が提案するシナリオに基づいてVmaxを算出することを提案する。(訳者注:Vmaxは、種々の評価機関が公表した毒性参照用量の10%が飲料水へ関与するとして、体重60kgの成人が摂取する飲料水を2リッターとして、Vmax以下の量の農薬が飲料水に含まれていても、健康被害を引き起こすものではない値としている) (2)複数の農薬や代謝物質が入っている場合は、これらの物質の複合作用を想定した対策を講ずるものとする。 (3)同様に複数の農薬成分が存在する場合で、それぞれの農薬成分毎に計算したVmaxに対する農薬含有量Ceauの比率の合計が1未満である水を使用する場合は、以下を適用する。 a.それぞれの農薬のVmaxを遵守する。 b.複合作用を考慮する。(水に含まれる農薬成分全体が:Σ(Ceau/VMAX) < 1) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/EAUX2007sa0191.pdf |