食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02350110314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、再生紙製食品包材中のフタル酸ジイソブチル(DIBP)を低減するための業界団体の自主規制を公表 |
資料日付 | 2008年3月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、再生紙製食品包材中のフタル酸ジイソブチル(DIBP)を低減するための業界団体の自主規制(2007年11月15日付)を公表した。 1.経緯(背景情報) DIBPは紙・板紙等の接着剤に可塑剤として使用される。紙のリサイクルにより再生紙にDIBPが入り、それが食品に移行する。DIBPにはフタル酸ジブチル(DBP)に類似した毒性があり、動物実験で生殖毒性及び発達毒性が認められている。食品包材に使用される紙・板紙中のDIBP含量を低減するため、BfR及びドイツ連邦環境庁(UBA)は関連業界と話し合い、DIBPを含む接着剤や印刷インクの使用をやめるよう提言した。これを受け8つの業界団体(接着剤製造、印刷物製造、紙・板紙・段ボールの製造及び加工)が、自主規制をBfR及びUBAに提出した。 2.自主規制の内容 (1)当該団体及びその加盟企業は、紙・板紙の加工時にDIBPを含む製品(接着剤など)を使用しない。又(DIBPと)同様の危害のある物質を代用として使用しない。 (2)2010年までに食品中のDIBP含量を0.3mg/kg未満に低減する。 (3)当該団体は定期的に、(自主規制の)実施状況を検査結果と共にBfR及びUBAに報告する。 3.自主規制の監視 ドイツ製紙業連盟(VDP)が代表幹事として各団体の報告をとりまとめ、BfR、UBA及び他の団体に提出する。 BfRは食品管理当局の検査結果に基づき、自主規制の有効性を評価する。 とりまとめた報告書は、専門誌に公開される。 4. 関連情報は以下のURLより入手可能。 (1)自主規制及び背景情報の概要 http://www.bfr.bund.de/cd/10925 (2)「紙・板紙」作業グループの臨時会議の議事録概要「食品と接触する紙・板紙中のフタル酸ジイソブチル(DIBP)」(2007年7月5日付) http://www.bfr.bund.de/cm/216/di_isobutylphthalat_in_papieren_und_kartons_fuer_den_kontakt_mit_lebensmitteln.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/216/initiative_zur_reduzierung_von_di_isobutylphthalat_in_papier_karton_pappe.pdf |