食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02340060149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価50に関する科学パネルの意見書を公表 |
資料日付 | 2008年3月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、香料グループ評価50に関する科学パネルの意見書を公表した。 科学パネルは、現在EU加盟国で使用されている香料が健康に与える影響について意見を欧州委員会から求められた。特にFAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)が行った評価を検討し、さらなる評価が必要かどうか決定するよう要請された。 今回評価対象となった41のピラジン誘導体は全て、Flavouring Group Evaluation17(FGE.17)でEFSAが評価したピラジンと構造的に類似性をもっている。科学パネルは、41物質のうち40物質に関してJECFAの手順に同意している。ただし、5-メチルキノキサリンについては、in vitroで遺伝毒性の懸念があるため上記の手順を通じた評価が不可能であると科学パネルが結論を下したFGE.17評価のキノキサリン誘導体と構造的に類似しているため、今回の手順を通じて評価すべきではないという結論に至った。 7物質に関して、JECFAの評価は米国の生産量から得られたMaximised Survey-derived Daily Intake(MSDI)のみに基づいた評価を行っているため、これらの物質の最終的な評価を行うにはEUの生産量が必要である。modified Theoretical Added Maximum Daily Intake (mTAMDI)を計算し、より正確な暴露評価を必要とする香料を特定して最終評価を行うためには、40物質全てに関する使用量が必要である。また、これら40物質の評価結果が商業製品に適用可能かどうか決定するためには、入手可能な成分規格の考察が必要である。 41物質のうち24物質は明確な純度基準、同定試験などを含む適切な成分規格が入手可能であるが、14物質は異性体成分に関する情報がなく、さらに4物質に関しては仕様書に関してより詳細な情報が求められている。 それゆえ、米国の生産量しか入手できない、あるいはデータ不足などの理由によりEFSAは20物質について結論を留保した。また、1物質については、十分な遺伝毒性データが入手できるまで上記の手順を適用すべきではないとした。残る20物質について、EFSAはMSDIアプローチに基づいたJECFAの結論(香料として予測される摂取量では安全上の懸念はない)に同意している。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/afc_op_ej636_FGE50_op_en.pdf |