食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02260090302 |
タイトル | 米国農務省(USDA)、食肉及び家きん肉加工施設におけるリスクベース検査プログラム案に関する監査報告書を公表 |
資料日付 | 2008年1月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国農務省(USDA)の監査局(OIG)は12月17日、食肉及び家きん肉加工施設におけるリスクベース検査プログラムの構築に影響を与える諸問題について監査報告書(143ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1.食品安全検査庁(FSIS)が2007年2月に発表した当該検査プログラム案では、加工施設に対するリスク評価がFSISの情報システムに収録されているデータに大部分基づくものであった。これらのデータは限られたものであったため、FSISが現在、総合的かつ適時性があり信頼性のあるデータを駆使するリスクベース検査プログラムを支える設備及び管理能力を有しているかについてOIGの監査が行われた。 2.監査の間に問題点を討議し、勧告をFSISに提供した。問題点は(1)施設の食品安全システムに対する評価、(2)IT資源及び適用管理に関する安全性、(3)データの管理設備及び分析、(4)管理体制に関するものである。 3. FSISは35項目の勧告について賛同した。そのうちの主な勧告は以下のとおり。 (1) FSISは食品安全評価関連データの活用を進める計画を完了し、施設のリスク査定に評価結果をどのように活用するかを決定する。選択されたアルゴリズムの要素は全て記録し、緩和された制限の中で評価し、全利害関係者に対し透明性(明解さと分かりやすさ)を持つようにする。FSISは施設のリスク管理能力を評価するのに用いられたデータを裏付ける分析を行う。リスクベース検査を支援するのに必要なITシステムの開発に適した監督及び管理を行う。FSISの監督官及び検査官に対する研修プログラムを強化する。 (2)食品安全評価の所見に応じたタイムリーで十分なフォローアップ作業を確実に実行するための手順を作成し実施する。当該監査期間中に開始した食品安全評価の優先順位付け及び評価項目の一覧表の作成を継続する。評価に必要な情報についての総合的かつFSIS全局による調査を完了させるように努め、定期的に見直す手順を作成する。 (3)AssuranceNetシステムの使用方法の手順と指針を文書化し、最も効果的な方法でデータを活用できるようにし、当該システムがさらに広範囲な管理体制の中で利用されるようにする。 (4)検査担当者が施設の検査結果に対する自分の評価を文書化するよう、また監督官はこの要件を満たしていることを確認するようにする要件を作成し、実行する。頻繁に欠陥が出る場合に検査担当者がとるべき強制措置の基準の作成を迅速に行う。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国農務省(USDA) |
情報源(報道) | 米国農務省(USDA) |
URL | http://www.usda.gov/oig/webdocs/24601-07-HY.pdf |