食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02230220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、魚用飼料への牛血粉の使用によるTSEリスクに関する科学パネルの意見書
資料日付 2007年12月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、魚用飼料への牛血粉の使用によるTSEリスクに関する科学パネルの意見書を公表した。
 欧州委員会は、European Animal Protein Association(EAPA)のレポートを考慮に入れて、魚用飼料に牛血粉を使用する場合のTSEリスク評価を行うよう科学パネルに要請した。EAPAのレポートの定性的アプローチは、いくつかのリスクパラメータの不確実性を全て考察しているわけではないため、結論がかなり楽観的になっている。BSEに汚染された牛血粉を直接(牛血粉を牛に給餌する)もしくは間接(牛血粉を給餌された魚を原料としたフィッシュミールを牛に給餌する)にリサイクルすれば、ヒトや動物の健康リスクが生じる可能性がある。これは、牛の副産物を牛に給餌すること(種内リサイクル)と結果的には同じであるためである。一方、EUのフィードバンを考えると、魚用飼料に牛血粉を添加すれば、SRMなど禁じられた副産物を検出する検査手法の妥当性が制限されることもあるであろう。
 以上から、科学パネルは魚用飼料の牛血粉のBSEリスクに関する半定量的及び定量的リスクモデルを開発して、評価を行うことを推奨する。また、内因性の血液感染水準、牛のスタンニングなどの定性的な評価も必要である。今後、魚用飼料中の動物たん白質を種別及び組織別に識別可能な試験方法の開発が必要となってくる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/biohaz_op_ej596_blood_feeds_fish_en.pdf