食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02190220334
タイトル アイルランド食品安全庁(FSAI)、2005年の人獣共通感染症報告書を公表
資料日付 2007年11月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  アイルランド食品安全庁(FSAI)は、同国における2005年の人獣共通感染症報告を公表した。
 当該報告書の骨子は以下の通り。
1.2005年においてヒトへの感染が最も多かった病原菌の内訳は、カンピロバクター、クリプトスポリジウム、サルモネラ属菌、及び腸管出血性大腸菌O157の順であった。
2. 2005年には、349件のサルモネラ属菌感染症例が報告された。2004年の415件から相当減少している。
3. 他方、カンピロバクター感染症例数については、2001年以降上昇傾向にある。2005年には1
,803件で、2004年の1
,711件から大幅に増大した。また、クリプトスポリジウム症も2004年の432件から2005年には570件に増え、さらに腸管出血性大腸菌O157も2004年の61件から2005年には125件とかなりの上昇傾向を示した。これらについては厳重なモニタリングが必要である。
4. アイルランドにおけるカンピロバクター並びにサルモネラ属菌のヒトへの感染率は、EUの平均と比較してかなり低かったが、腸管出血性大腸菌O157感染症の方はEU平均の2倍以上で、関連データを報告している15の加盟国の中で3番目に高い状況にあった。
5. 牛のBSE感染症例は、2002年以降減少傾向にある。2005年においては69頭の感染牛が確認されたが、2004年の126頭と比較しほぼ半減している。2005年には、vCJDのヒトへの感染症例が2件報告された。
 当該報告書の全文(PDF 48ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.fsai.ie/publications/reports/Zoonoses_report_05.pdf
地域 欧州
国・地方 アイルランド
情報源(公的機関) アイルランド食品安全庁
情報源(報道) FSAI
URL http://www.fsai.ie/