食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02170350188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、除草剤グリホサート耐性大豆MON89788の食用及び飼料としての流通許可に関する意見書
資料日付 2007年8月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、除草剤グリホサート耐性大豆MON89788の食用及び飼料としての流通許可について、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)からの諮問に対する2007年8月6日付け意見書(Afssa-Saisine n°2007-SA-0187)を公表した。概要は以下のとおり。
 遺伝子組換え大豆MON89788は、アグロバクテリウム法により改変cp4 epsps遺伝子を導入したもので、CP4 EPSPSたん白質を産生し、グリホサートへの耐性を高めたものである。
 遺伝子の発現、挿入遺伝子の安定性、対照大豆との化学組成の比較分析、毒性、アレルゲン性及び栄養面などについて検討した。その結果、目的のたん白質の産生、遺伝子及び形質の4世代での安定性、対照大豆との化学組成の同等性及び、アレルゲン性に問題が無いことが確認された。また、急性毒性試験(マウス)及び亜慢性毒性試験(ラット、90日間)で異常所見は無かった。ただし、解剖データ等を欠くため毒性無しと結論することは出来ない。また、鶏を使った42日間給餌試験での体重増加は非遺伝子組み換え飼料群と同じ結果であった。
 以上から、MON89788は従来の大豆と異なることを示す点は無い。しかし、ラットによる90日間亜慢性毒性試験の実験データを欠くため、MON89788由来製品が保健衛生上安全であるとは宣言できない。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/BIOT2007sa0187.pdf