食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02150320149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、ワイン製造に使用されるアルブミンのラベル表示免除に関する科学パネルの意見書 |
資料日付 | 2007年10月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、ワイン製造に使用されるアルブミンのラベル表示免除に関する科学パネルの意見書を公表した。なお、本案件はWFA(Winemakers’ Federation Australia)及びAWRI(Australian Wine Research Institute)から提出された申請に係るものである。 卵製品はワインを製造する際に清澄剤として使用され、一部が最終製品に残る可能性がある。成人人口の約0.3%が、卵タンパク、特にアルブミンに対してアレルギー反応を示すと言われている。 申請者は、これまで卵アルブミンで濁りを除いたワインがアレルギー反応を引き起こすなど安全性の上で問題になることはなかったと主張するが、ワイン中の卵アルブミンが原因の副作用は過小報告されてきた可能性がある。ワイン中の卵タンパクに関するデータは決定的なものではなく、実験室で行われた試験の感度や特異性も結論を導くには十分ではなかった。二重盲検法を用いた食物負荷試験を含む臨床試験を受けた5人のアレルギー患者のうち、1人の患者は呼吸器症状を示したが、被験者の数と臨床情報は限定的である。アルブミン(卵白)で濁りを除いたワインに関しては、二重盲検法を用いた別の食物負荷試験での副作用が報告されている。 科学パネルは、これら全ての情報を考慮した結果、卵アルブミンで濁りを除いたワインは、申請者の主張する使用条件下では、敏感な個人に対して副作用を引き起こす可能性があるとの結論に至った。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/nda_op_ej566_albumin_egg%20white_wfa_awri_en.pdf |