食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02120020314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「おもちゃからの有害元素の溶出」を公表 |
資料日付 | 2007年9月27日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「おもちゃからの有害元素の溶出」(8ページ/2003年1月31日付意見書の更新)を公表した。概要は以下のとおり。 おもちゃの安全性に関する欧州指令88/378/EECでは、子供がおもちゃを口に入れたり、なめたり、飲み込んだ場合を考慮し、一連の元素のおもちゃからの溶出限度値を設定している。当該指令の改正が予定されているのを受け、BfRは、これらの溶出限度値に関し、その妥当性及び健康影響を評価した。BfRの結論は次のとおり。 溶出限度値は1988年に設定されたが、当時設定の対象となった重金属及びその他の元素の子供の総摂取量は、それ以降顕著に減少している。それゆえ、当該指令に定める溶出限度値を適合させ引き下げる必要がある。その際、個々の元素に対し一日摂取許容量(ADI)などが存在する場合には(たとえばWHO設定の耐容一日摂取量(TDI)や暫定耐容週間摂取量(PTWI))、それらを考慮すべきである。 その他の元素について、規制がどの程度必要か検討するよう提案する。クロムに対しては、現在溶出限度値が設定されており、それは様々な酸化レベルのクロムに有効であるが、健康に有害な六価クロムに対してのみ溶出限度値を設定すべきである。 ニッケルはアレルギーを誘発する可能性があるため、ニッケルが玩具に含まれていないかどうか、又ニッケルを含むおもちゃの一部が皮膚あるいは粘膜と長い間接触することがないかどうか調査するよう提言する。そのような場合には、健康リスクを排除するための予防措置が必要である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/216/070915_migration_von_toxikologisch_relevanten_stoffen_aus_spielzeug.pdf |