食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02110200302 |
タイトル | 米国農務省(USDA)監査局(OIG)、卵製品加工処理検査監査報告書を公表 |
資料日付 | 2007年9月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国農務省(USDA)監査局(OIG)は卵製品加工処理検査監査報告書を公表した。概要は以下のとおり。 1.監査結果の要約 (1)1995年にUSDAの食品安全検査局(FSIS)は、全ての液卵、冷凍卵、乾燥卵などの卵製品加工処理施設83箇所の立ち入り検査を義務付け、出荷前のサルモネラ属菌試験も義務付けた。一方農業マーケティング局(AMS)は殻つき卵を包装し流通させる卵取り扱い業者(handler)について年に4回立ち入り検査を行い、規則違反の有無をFSISに報告することになっている。最終的に殻つき卵および加工卵を規制する権限と責任はFSISにある。 (2)FSISは既に12年にわたり規制を行っているが、卵製品は、食肉・家きん肉加工処理施設に1998年より導入されているHACCPプログラムなどの全体的な管理構造に、未だ組み込まれていない。さらに、食肉・家きん肉施設において作業課題の計画と検査結果の記録を行う、自動化された実績に基づく検査システム(Performance Based Inspection System - PBIS)が、卵製品施設にまで拡充されておらず、検査官は依然として紙の記録に頼っている。 今回の監査では、6箇所の施設において、製品汚染の可能性や使用が禁止されている卵を使うなどの規則違反が、繰り返し行われていることが認められた。これらはHACCPおよびPBISの拡充の必要性を強調している。 (3)2003年に、米国向けに製造しているカナダの卵加工施設における不備を確認しているが、FSISは食肉・家きん肉施設に優先順位をおいているようで、是正措置の確認について追跡調査を実施していない。 (4)サルモネラ属菌の試験については、いずれの施設でも特に問題はみられなかった。 2.勧告の要約 卵製品検査事業をHACCPおよびITシステムに加えるための計画の策定。 計画の策定後に、FSISが傾向分析を行いどのような不備が広がっているかを特定し、適切な是正措置を実施。 次回のカナダでの調査では、卵製品加工処理施設を加える。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国農務省(USDA) |
情報源(報道) | 米国農務省(USDA) |
URL | http://www.usda.gov/oig/webdocs/24601-8-CH.pdf |