食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02100410330
タイトル 英国健康保護局(HPA)、感染症情報(Health Protection Report)第1巻37号を公表
資料日付 2007年9月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康保護局(HPA)は、9月14日、イングランド及びウェールズにおける食中毒及び感染症情報(Health Protection Report)第1巻37号を公表した。今号の概要は以下のとおり。
1. 2007年第32~35週に複数個所での発症例(General outbreak)として報告された食中毒
(1) イースト・ミッドランズ・ノース(East Midlands North)州のレストランにおいて食中毒で8名が発症し、S. Enteritidis (ファージタイプ14B)が検出された。食中毒の原因は不明。
(2) ウエスト・ミッドランズ・イースト(West Midlands East)州のレストランで食中毒により4名が発症し、Scombrotoxin(魚由来のヒスタミン)が検出された。食中毒の原因食品はツナの疑い。
2. 7月にHPAにおいて記録されたイングランド及びウェールズでのサルモネラ症
 サルモネラ症の総計は1
,261件で、その血清型は、S. Enteritidis (PT4)が224件、S. Enteritidis (other PTs)が571件、S. Typhimuriumが127件、S. Virchowが35件、その他が304件であった。
3. イングランド及びウェールズにおいて2007年第32~35週の期間に報告された一般腸内細菌感染症
 細菌別に見るとカンピロバクターによる症例が最多で4
,266件、2番目がサルモネラによるもので953件、3番目がクリプトスポリジウム症によるもので322件、次いでジアルジア属によるものが222件、以下腸管出血性大腸菌O157が115件、ノロウイルスが107件、ロタウイルスが96件、ソンネ赤痢菌によるものが84件と続いている。
 2007年第1~35週の累計は、カンピロバクターが32
,640件で2006年同期の31
,704から増加している。サルモネラについても2007年が7
,154件で前年同期の6
,808件から増加している。また、ソンネ赤痢菌も2007年が661件で前年同期の397件から大幅に増加している。他方、ロタウイルスについては、2007年が12
,070件で前年同期の12
,752件から減少している。また、ノロウイルス(2007年が3
,436件、2006年が3
,569件)、ジアルジア属(2007年が1
,765件、2006年が1
,824件)、クリプトスポリジウム症(2007年が1
,588件、2006年が1
,802件)及び腸管出血性大腸菌O157(2007年が438件、2006年523件)についてもそれぞれ前年同期と比較し減少した。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) Health Protection Agency
URL http://www.hpa.org.uk/hpr/archives/2007/hpr3707.pdf