食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02080230343 |
タイトル | フランス衛生監視研究所(InVS)、ブルターニュ地方、コート・ダルモル県パンポル湾地方におけるA型肝炎流行により汚染源を調査 |
資料日付 | 2007年9月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)は、2007年8月21日西部地方疫学診断班(Cire-Ouest)がコート・ダルモル県公衆衛生社会局(Ddass)からA型肝炎が8症例発生したとの報告を受け、実施した疫学的な調査結果について公表した。本調査により、2007年7月以降9月6日現在で、A型肝炎が68症例確認されていることが判明した。患者はコート・ダルモル県に在住または滞在したことのある者で、38名が県外の在住者、外国人が1名であった。 県外からの旅行者28人を含む54人が検診を受けた。内訳は男性26人、女性28人。年齢は4歳?75歳で、中央値は44歳。8月1日?23日に亘って発症が続き、8月6日?12日の間がピーク(27症例)であった。県外からの旅行者でパンポル湾地方に滞在した者の疫学カーブの軌跡及び滞在期間から見ると、汚染源発生は7月(7月4日?21日)に限定されると推測された。 主な感染地区はラニオン=パンポル地区(トレゴール=ゴエロ)である。28名の旅行者中27名は滞在日程が判明しており、これら27人全員が2007年7月12日?17日の期間中最低1日は当該地に滞在している。感染症書類作成53症例中47症例は黄疸症状を示した。19人が入院加療。現在のところ、全員の経過は良好である。 全ての症例で一種類もしくは数種類の貝を摂食したことが報告されている。76%の症例では牡蠣貝を食べている。それらの貝類(牡蠣、ハマグリ、ザル貝、マルスダレ貝)の86%、ムール貝の55%が生で摂食されている。汚染が疑われる期間である7月に短期間滞在し、汚染データが記録された15名の旅行者の93%は牡蠣貝を、60%はムール貝を食べている。貝類の購入先は様々で、パンモル地方の中?大規模小売店や魚屋で購入、または生産者から直接購入と云うのもあった。牡蠣貝の販売元や提供元、汚染貝に共通する生産地区を調査中である。 疫学的トラッキングはA型肝炎疾患が終息を見るまで、およびヒトからヒト間のA型肝炎ウイルス感染による二次感染症例があればそれを同定するまで継続して行われる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://www.invs.sante.fr/display/?doc=presse/2007/le_point_sur/hepatite%20a/index.html |