食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02080200343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、疫学週報に「海外で感染した旅行者によってフランス本土に持ち込まれたコレラの1973-2005年の変遷」を公表
資料日付 2007年9月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)9月4日付け発行の疫学週報34号に掲載された、海外で感染した旅行者によってフランス本土に持ち込まれたコレラの1973-2005年の変遷について、その概要は以下のとおり。
 旅行様態、旅行者が遭遇する問題が変わってきている。移動回数が増え、高齢者も増えつつあり、バックパッカーなど観光地での現地住民との接触も密になってきている中で、フランス本国に持ち込まれたコレラについて疫学的な面から総括した。1973年1月1日から2005年12月31日の期間に海外からフランスに到着した旅行者によってフランスに持ち込まれたコレラについて、菌分離され届出のあったものを過去の資料によって調査した。届出義務のある感染症用のInVS罹患標準届出書やフランスのビブリオ菌・コレラ・リファレンス・センターに保管してある資料を利用した。1973年から2005年の期間に129症例の届出があった(年平均3.9症例)。10年毎に患者の出発地域が変わっている。1980年代はその94%が北アフリカのマグレブ地方(モロッコとアルジェリア)であったが、2000年にはマグレブ地方からはゼロとなり、反対にアジアや西アフリカからのものが次第に増加し、現在はそのほとんどを占めている。現在、持込によるコレラ発症例は減少しつつある。患者の傾向としては、高齢層が増加、移民が多く住む地域以外に居住しており、大学病院以外の病院で治療を受けている。臨床医の教育など、どのように支援していくかについて議論が必要である。
本文は下記URLから入手可能。(概要は、仏文、英文あり)
http://www.invs.sante.fr/beh/2007/34/beh_34_2007.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/display/?doc=beh/2007/34/index.htm