食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu02060470149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関（EFSA）、ワイン製造に使用されるカゼイン及びカゼインカリウムに関する科学パネルの意見書 |
| 資料日付 | 2007年8月27日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 欧州食品安全機関(EFSA)は、ワイン製造に使用されるカゼイン及びカゼインカリウムに関する科学パネルの意見書を公表した。本案件はワインでのアレルギー物質の表示免除に関しWFA（Winemakers’ Federation Australia）及びAWRI（Australian Wine Research Institute）から提出された申請に係るものである。 乳タンパク、特にカゼインに対してアレルギー反応を持つ成人の割合は、成人人口の約1%だと報告されている。申請者によれば、これまでワイン中のカゼインやカゼインカリウムがアレルギー反応を引き起こすなど安全性の上で問題になることはなかったと主張するが、この主張の根拠は限定的にしか示されておらず、ワイン中の乳タンパク(カゼイン)残留物が原因の副作用は過小報告されている可能性がある。ワイン中のカゼインに関するデータは決定的ではなく、ワイン中のカゼインを検出するのに使用した実験の感度や特異性も結論を導くには不十分である。また、二重盲検法を用いた食物負荷試験では、牛乳アレルギー患者は一人しかいなかったが、その患者は牛乳を用いて濁りを除いたワインに対して軽度のアレルギー反応を示した。 上記の情報から、カゼインやカゼインカリウムで濁りを除いたワインは、申請者の主張する使用条件下では、敏感な個人に対して副作用を引き起こす可能性があるとの結論に至った。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源（公的機関） | 欧州食品安全機関（EFSA） |
| 情報源（報道） | 欧州食品安全機関（EFSA） |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/etc/medialib/efsa/science/nda/nda_opinions/ej531_casein_potassium.Par.0001.File.dat/nda_op_ej531_casein_potassium%20caseinate_wfa_awri_en.pdf |