食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02020200160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、家庭における調理の際に生ずるアクリルアミドのレベルに関する調査結果を公表
資料日付 2007年7月25日
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概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は7月25日、家庭における調理の際に生ずるアクリルアミドのレベルに関し実施した調査結果を公表した。
 当該調査の目的は、2005年2月にFAO/WHO食品添加物専門委員会(JECFA)が行ったアクリルアミドの安全性評価を踏まえ、家庭でじゃがいもを調理する際に生ずるアクリルアミドのレベルを測定することであった。その概要は以下のとおり。
1.生鮮じゃがいもから作ったフライドポテトを薄い色に調理した場合は、濃い色に調理したものよりもアクリルアミドのレベルが低くなる。フライドオニオン及びローストオニオンについても同様の結果が得られた。また、冷凍じゃがいもを包装紙の表示に従って調理した場合には、アクリルアミドのレベルが最小限に抑えられることが判明した。
2.じゃがいもから生成されるアクリルアミドのレベルは、糖分と関連していることが確認された。じゃがいもを冷蔵庫に保存する場合、糖分を増加させ、調理した際にアクリルアミドのレベルの上昇に繋がる可能性がある。他方、生鮮じゃがいもから作ったフライドポテトを油で揚げる前に30分間水に浸した場合、アクリルアミドのレベルが水に浸さなかった場合に比較しほぼ70%低くなることが明らかになった。
3.FSAとしては、今回の調査に基づいて従来のアドバイスを変更する意向はなく、消費者に対し、果実及び野菜、パンや他のシリアル、またじゃがいもを含むバランスのとれた食事を摂取し、糖分を減らし、さらにフライドポテトなどのフライ食品の摂取量を抑えるよう勧告する。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) Food Standards Agency
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2007/jul/acrylamidedomestic