食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02010050149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、殺虫剤スピロジクロフェンに関するピアレビューを公表
資料日付 2007年7月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、申請国からの資料提供を受け、殺虫剤スピロジクロフェンの安全性に関するピアレビューを行った。
 当該物質に遺伝毒性、生殖毒性及び発達毒性は無いが、限定的であるものの発がん性が指摘されている。実験結果から当該物質の亜慢性神経毒性のNOAELを70mg/kg体重/日、慢性神経毒性のNOAELを110mg/kg体重/日、ADIを0.015mg/kg体重/日と設定したが、急性参照用量(ARfD)の設定は必要ないと考えられる。
 当該物質の代謝物は、当該物質と同程度の毒性を持つが、果物を加工する場合、通常の加工方法(pH4、90度)では残留当該物質が代謝物に分解することは考えられない。一方、家畜が当該物資に暴露した場合、動物由来食品中に代謝物の残留が見られる。消費者におよぼすリスクを評価した結果、果物中の残留当該物質や動物由来食品中の残留代謝物への慢性暴露量は上記のADIを大幅に下回っている。また、ARfDの設定の必要はないと考えられるため、消費者の急性リスクを評価する必要はない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/etc/medialib/efsa/science/praper/conclusions/spirodiclofen.Par.0001.File.dat/praper_concl_sr104_spirodiclofen_rev1_en.pdf