食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01980400149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、乳牛の乳熱リスク低減用高カルシウム飼料の安全性に関する科学パネルの意見書
資料日付 2007年7月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、乳牛の乳熱リスク低減用高カルシウム飼料の安全性に関する科学パネルの意見書を公表した。乳熱は、主に高齢で多産の乳牛が出産時に発症する病気で、授乳開始に伴いカルシウムの要求量が増大することからカルシウム欠乏を来すことが原因と考えられている。
 出産時にカルシウムを経口投与することは、軽度の低カルシウム症の治療ばかりでなく、再発防止にも極めて有効であると考えられる。このような補完飼料の使用は若干のリスクを完全に払拭はできないものの、個々のリスクは全体的な利益によって相殺される。
 血しょう中のカルシウムはホルモンによって制御されているため、血しょう中のカルシウムが生理学的範囲を超過することはない。それゆえ、可食組織や牛乳中のカルシウム量は影響を受けることはなく、消費者に危険を及ぼすことはないと考えられる。また、乳熱リスクを防止するために年間を通じてカルシウムを投与したとしても、悪影響は軽微であると考えられる。さらに、科学パネルは、乳熱リスク防止に関するEU指令97/39/ECも上記の結論に沿った見直しの必要性を勧告した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/etc/medialib/efsa/science/feedap/feedap_opinions/ej504_high_calcium.Par.0002.File.dat/feedap_op_ej504_highcalcium_en.pdf