食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01980380149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中のカンタキサンチン残留基準値に関する科学パネルの意見書 |
資料日付 | 2007年7月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、食品中のカンタキサンチン残留基準値に関する科学パネルの意見書を公表した。 カンタキサンチンは、主に鮭、鱒及び産卵用鶏用飼料に添加され、卵や魚肉の着色を目的としている。EFSAは、カンタキサンチンを添加した飼料を摂取した動物由来食品の安全性を評価するよう欧州委員会から要請を受けた。 評価の結果、最悪ケースのシナリオに基づき、卵、鶏肉、鮭、大型の鱒及び鱒の部分肉を消費した場合のカンタキサンチンへのヒトの暴露量は、それぞれ、ADIの39%、104%、120%、60%及び35%に達する。一方、より現実的なシナリオに基づくと、上記暴露量は大幅に減少し、卵及び鶏肉を消費した場合のカンタキサンチンへの暴露量はそれぞれADIの14%、36%となり合計でもADIの50%となる。鮭や大型の鱒を消費した場合(ADIの56%)、たとえ卵を同時に消費したとしても(ADIの14%)、その合計はADIの70%となるに過ぎない。 それゆえ、産卵用鶏、肉用鶏及び鮭類用飼料にカンタキサンチンを添加しても、消費者の安全に対して懸念が生じることはないと科学パネルは考える。また、同時に、カンタキサンチンの残留基準値として、卵黄に30mg/kg、鶏の肝臓に15mg/kg、鶏の皮/脂肪に2.5mg/kg、鮭の筋肉に10mg/kg、鱒の筋肉に5mg/kgを設定するよう提案した。これらの残留基準値を設定すれば、カンタキサンチンを摂取した動物由来食品をヒトが消費しても、カンタキサンチンの摂取量はADIを下回ることになるであろう。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/etc/medialib/efsa/science/feedap/feedap_opinions/ej507_canthaxantin.Par.0002.File.dat/feedap_op_ej507_canthaxanthin_mrl_en.pdf |