食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01980340149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えとうもろこしMON863のラット給餌試験のデータ分析に関する科学パネルの声明 |
資料日付 | 2007年6月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、遺伝子組換えとうもろこしMON863のラット給餌試験のデータ分析に関する科学パネルの声明を公表した。 2002年にモンサントが行った遺伝子組換えとうもろこしMON863のラット給餌試験に関して、Seralini らが試験データの統計学的再分析を行い、MON863は安全な製品であると結論を下すことはできないとした分析結果を公表したため、欧州委員会はEFSAに対してSeraliniらの論文を検証し、MON863の安全性に関してリスク評価を行うよう要請した。 EFSAはこの問題に関し、加盟各国に対して分析及び検証を求めるとともに、内外の統計学の専門家を招集して上記の論文で著者らの用いた統計学的方法論の妥当性についても評価を行った。 評価の結果、上記の論文の著者らによる統計学的分析は重要な統計的考察を踏まえておらず、著者達が統計学的分析に用いた仮定によって、論文は誤解を招くような結論に至ってしまったと考えられる。また、論文は、MON863の安全性に疑問を投げかけるほど科学的に正当な根拠を示し得ていない。さらに、論文によって提示された統計学的有意差は生物学的関連性を有しているとは考えられず、動物への悪影響を直接的に示したものではないため、この論文によりMON863の安全性に関して新たな問題が持ち上がったとはいえない。それゆえ、科学パネルは、MON863はヒトや動物の健康に悪影響を及ぼさないという従来の評価を再検討する理由はないものと考えている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/science/gmo/statements0/gmo_statement_mon863_ratfeeding.html |