食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01970090160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、果実の皮の摂取状況に関する調査結果を公表 |
資料日付 | 2007年6月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は、残留農薬への暴露状況を知る手がかりとして外部機関に委託して実施した果実の皮の摂取に関する調査結果を公表した。 FSAは、残留農薬に関する消費者の暴露量を推定する場合は、一般の人々が果実や野菜を洗浄せず、或いは皮を剥かずに摂取するとの仮定を勘案することが必要との立場を取っている。しかし、これまで英国において果実の皮がどの程度の量及び頻度で摂取されるかについて非常に限られたデータしか存在しなかった。そこで、摂取量や頻度に関しより多くの情報を入手するために、2007年2月に当該委託調査を行った。 調査では、16才以上の成人2011人に対しインタビュー方式で実施され、データの分析段階では、性別、年齢別並びに職業別に均衡が取れたものとなるよう計量された。 調査対象となった成人2011人の19%に当たる385人は、少なくとも1種類の果実の皮を摂取していると回答した。さらに、12%に当たる247人は、5才以下の子供が最低1人いると回答したことを受け、子供の摂取状況についても質問が行われた。 調査結果の概要は以下の通り。 1.5人に1人(19%)の成人は、果実の皮を少なくとも1種類摂取していると述べた。 2.最も一般的に摂取されている果実の皮はオレンジで、9%が回答している。回答者全体の4%はオレンジの皮をジャムやクッキーの形で摂取している。4%は直接生鮮オレンジから摂取しており、2%は他の形で摂取している。 3.皮を摂取しているほとんどの人は、1種類(51%)か2種類(26%)の皮だけを摂取している。 4.バナナの皮及びグレープフルーツの皮を摂取している人は、それぞれ80%及び67%が最低1週間に1日或いは2日の頻度で食べている。キウイフルーツ及びレモンの皮については、摂取者のそれぞれ67%及び62%が1ヶ月に1日もしくは2日、あるいはそれ以下の頻度で食べている。 5.オレンジの皮を直接果実から摂取している人の半数以上(62%)は、少なくとも1週間に1日または2日の頻度(32%は毎日或いは1日おき、30%は1週間に1日または2日)で食べている。 6.キウイフルーツ並びにバナナの皮を摂取している者の半数以上(それぞれ63%及び 55%)が果実の皮を全部食べている。オレンジ並びにグレープフルーツの皮については、4人に1人(41%)が全部の皮を食べている(オレンジの皮だけを摂取している人の場合には46%)。 7.5才以上の子供が最低1人いると回答した人の大多数(87%)は、子供が果物の皮を全く食べないと述べている。 8.また、自分自身が少なくとも1種類の皮を摂取している親の半数(46%)は、子供も最低1種類の皮を食べていると回答した。 FSAとしては、果実及び野菜を摂取する際には、表面に付着している細菌が取り除かれよう十分に洗浄する必要があるとしている。 当該調査結果の全文(PDF 14ページ)は、下記のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/peelsurvey.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | Food Standards Agency |
URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2007/jun/peel |