食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01930250295
タイトル FAO、バングラディッシュのAI事態は深刻で長期的取組みが必要と発表
資料日付 2007年5月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  FAOは、バングラデシュの鳥インフルエンザ(AI)が依然深刻な状況にあり、H5N1亜型ウイルスを制圧するには長期的な取組みが必要と発表した。
 2007年2月の初発以来、現在までに国内全64県中11県にウイルスが拡散している。政府および動物衛生当局は制圧と封じ込めに向けて迅速な対策を講じているが、ウイルスが各地に定着しないようにするには、H5N1制圧キャンペーンをさらに強化すると共に、国際的な援助も必要である。
 FAOは同国に対し、各県の迅速対応チームが行っている制圧活動を効率的に調整して、戦略的な取組みを行うよう提言した。具体的な提言内容は以下のとおり。
1.ウイルスの拡散経路の解明:卵の集荷、ヒヨコ・飼料の流通経路など市場チェーン全体の調査
2.感染域における大規模な殺処分、人・物・動物の移動制限、バイオセキュリティ対策
3.市場におけると畜時の最低限の衛生基準の導入、目標を限定したワクチン接種、動物検査機関の診断能力の改善
4.生産者の報告を促進し、制圧を助成し、影響を最小限に抑えるための総合体制の構築
5.生産者と消費者に対する防疫意識高揚のためのキャンペーン
 同国には県と県に準じたレベルでの動物衛生業務間ネットワークがあり、サーベイランスと制圧プログラムの実施に活用できるが、サーベイランスの実施、集団感染の制圧及び診断のための能力を一層強化する必要がある。また、最近のFAOの評価視察団によれば、ウイルスの早期検出と迅速な対応を実現するには、自家飼育生産者や生鮮市場も含め、農場でのサーベイランス活動を強化する必要がある。
 同国では鶏2億2
,000万羽、アヒル3
,700万羽が飼育されている。国民の500万人が家きん産業に従事し、収入や栄養源を家きん製品に依存する世帯は数百万に上る。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) 国際連合食糧農業機関(FAO)
URL http://www.fao.org/newsroom/en/news/2007/1000562/index.html