食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01900590188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、リコピンを豊富に含むトマトのオレオレジンの使用拡大について英国当局が作成した初期報告書に関する評価意見書を公表 |
資料日付 | 2007年2月26日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、新食品及び新食品成分に係るEC規則258/97の枠組みで検討されるトマトオレオレジンの使用枠拡大について、英国当局が作成した初期評価報告書を評価するよう、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から依頼された件に対し、2007年2月26日付の意見書(4ページ)を公表した。 申請内容は、リコピンを豊富に含むトマトのオレオレジンを食品成分として乳製品、パン、ビスケット等様々な食品に添加することについてのものであり、添加量は食品1人分につきリコピン0.5~5mgとなっている。 なお、トマトのオレオレジンは1997年以前にEU内でサプリメント成分として既に許可されており、着色料(E160d)としても使用されている。しかしこれまでの許可には食品製造における成分としてのトマトオレオレジン使用は含まれないため、今回は改めて許可が必要になる。 また、本件については、AFSSAは過去に意見書(2005年9月30日付)を公表しており、そのなかで英国の評価委員会が本食品成分の特性及び使用条件は受け入れられると判断したのに対し、AFSSAは主に次の点から本食品成分の使用について問題を指摘した。 ①当該成分と、トマト又はトマトを主成分とした製品との栄養学的同等性が明確になっていない。 ②当該成分によるリコピン摂取量は、トマトなど既存の食品を摂取する場合や、推奨最大摂取量(AFSSAは以前に公表した意見書で20mg/日を推奨)と比べ、実質的に高い。 今回の再評価は、申請者が新たに補足情報を提出したことによるものである。 AFSSAが公表した結果は、当該成分の過剰摂取リスク、機能(生物学的利用能)、毒性学的側面について申請者から十分な情報が得られていないことの指摘。及び消費者の健康への利点が明白でないものを、食品に添加することが適切か否かについて検討する必要性を改めて述べるという内容であった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/40403-40404.pdf |