食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01870110295 |
タイトル | FAO、「バングラディッシュにおける灌漑用水・土壌・作物のヒ素汚染」を公表 |
資料日付 | 2007年4月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | FAOは、「バングラディッシュにおける灌漑用水・土壌・作物のヒ素汚染」(46ページ)を公表し、併せて同国における飲料水および灌漑用水・土壌・作物を通じたヒ素中毒のリスクについて解説している。概要は以下のとおり。 バングラディッシュではここ数10年掘り抜き井戸が全国に普及し、飲料水の主要な源となっているだけでなく、水田を中心とした農業用の灌漑水としても広く利用されている。しかし、アジアのこの地域では帯水層にヒ素が多く含まれていることが知られている。そのため安全基準値を超えた水を飲用している国民は3 ,000万人に上ると推定され、現在までにヒ素中毒症の診断を受けた患者数は10 ,000人~30 ,000人いるとみられる。飲料水とヒ素中毒の研究は少なくないが、本研究では灌漑用水・土壌・作物を介するヒ素中毒のリスクを調査した。結果、灌漑水および土壌中のヒ素濃度が高いと作物中の濃度も高いことが判明した。また、土壌中のヒ素濃度が高くなるにつれて、作物の収穫量が減ることも知られている。同国では、飲料水による直接的なヒ素の被曝に加えて、農作物を通じて国民が間接的にヒ素に被曝している可能性がある。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
情報源(報道) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
URL | ftp://ftp.fao.org/docrep/fao/009/ag105e/ag105e00.pdf |