食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01860090295 |
タイトル | FAO、エンドサルファンとトリブチル錫を取引要注意リストに追加の見込み |
資料日付 | 2007年3月27日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | FAOは、エンドサルファンとトリブチル錫を取引要注意リストに追加する方向での動きがある旨を公表した。概要は以下のとおり。 ロッテルダム条約に基づき、国際取引の対象となる特定の有害化学物質に関する情報に基づく事前同意(Prior Informed Consent:PIC)手続きに、エンドサルファンとトリブチル錫が加えられる見通しである。同条約の化学物質審査委員会が今週その旨のガイダンスを上申した。正式な決定は、2008年開催予定のPICに関するロッテルダム条約加盟国会議に委ねられる。 エンドサルファンは、特に綿向けの農薬として世界中で広く使用されているが、作業従事者及び環境へのリスクが高い。トリブチル錫化合物(TBT)は船体の防汚塗料として使用されるが、特に閉鎖港湾等での海洋環境を汚染して魚介類等に毒性をもたらす。 現在市場で流通している化学物質は約70 ,000点で、毎年新たに1 ,500点が加わっている。先進国では厳しい制限が課されている農薬であっても、発展途上国では依然として流通・使用されているものも少なくない。適切な器材や知識のない農家に渡って、負傷や死亡事故も後を絶たない。あるいは、用途廃止になった化学物質や農薬が山積して、処分に多額の予算を要する場合も多い。 FAO及び国連環境プログラム(UNEP)協賛のロッテルダム条約は、加盟国相互間で情報を共有し合うことにより、ヒトの健康や環境へのリスクを予防できるようにするもの。PIC手続きに包含される農薬・化学物質のリストには現在39品目が掲載されている。輸出に際しては、輸入国側の同意が必須となる。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
情報源(報道) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
URL | http://www.fao.org/newsroom/en/news/2007/1000529/index.html |