食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01780210149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、乳幼児用調製乳の微生物学的リスクに関する科学パネルの意見書 |
資料日付 | 2007年2月5日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、乳幼児用調製粉乳の微生物学的リスクに関する既存意見書を再検討し、特に新規科学データに基づき、乳幼児用調製粉乳中の腸内細菌がEnterobacter sakazakiiやサルモネラ属菌の存在の指標となるかどうか評価するよう要請を受けた。 Enterobacter sakazakiiやサルモネラ属菌は腸内細菌に属するため、Enterobacter sakazakiiやサルモネラ属菌の存在と腸内細菌の存在は何らかの関係がある。Enterobacter sakazakiiやサルモネラ属菌が検出されれば、腸内細菌も検出されるはずであり、何らかの偶然が原因で腸内細菌が検出されない可能性は低い。一方、腸内細菌が存在しているからといって、必ずしもEnterobacter sakazakiiやサルモネラ属菌も存在するとは限らない。 1ヶ所の工場で、Enterobacter sakazakiiと腸内細菌の相関関係が観察されたものの、他の工場では十分なデータが得られなかった。ただ、明らかな相関関係の見られる可能性があることから、乳幼児用調製粉乳中のEnterobacter sakazakiiと腸内細菌には何らかの関係があると考えられる。また、一般的な相関関係を導き出すまでには至らなかったものの、個々の工場レベルでは相関関係を確立できる可能性はある。一方、サルモネラ属菌は非常に稀な存在であるため、十分なデータが入手できず、乳幼児用調製粉乳中の腸内細菌とサルモネラ属菌の相関関係は確立できなかった。 製造工程や製品中の腸内細菌の監視を行うことで、GMP/GHPやHACCPの適切な履行の確認にもなり、さらにEnterobacter sakazakii汚染の減少も期待できる。それゆえ、今後、産業界全体に渡って、統一的な方法を用いてデータの蓄積を進め、上述の細菌の相関関係を究明する必要がある。 当該意見書は以下のURLから入手可能。(14ページ) http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2007.444/pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/science/biohaz/biohaz_opinions/ej444_infant_formulae.html |