食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01760360330 |
タイトル | 英国健康保護局(HPA)、4例目の輸血によるvCJD発生を公表 |
資料日付 | 2007年1月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国健康保護局は1月19日、4例目の輸血による変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)発生を公表した。 最初の輸血によるvCJD発症例は、2003年12月に確認され、献血3年半後にvCJDを発病した献血者から、赤血球輸血を受け6年半後にvCJDを発症したもの。 第2症例は、その数ヶ月後に発生、献血後、18ヶ月で発症した献血者の赤血球を輸血した患者で、輸血5年経過後、vCJDではない原因で死亡、死後の検査で異常型プリオンを、脳ではなく脾臓とリンパ節に見出すが、vCJDの特徴は見いだせなかった。 第3症例は、献血を行った後17ヶ月後にvCJDの症状を呈した献血者から赤血球の輸血を受け、8年6ヶ月後にvCJDの症状が出た。 今回の症例は、献血を行った後20ヶ月後にvCJDの症状を呈した献血者から赤血球の輸血を受け、約8年後にvCJDの症状が出た。当該患者は、現在は生存している。当該献血者と第3症例の患者への献血者は同一人物であった。当該患者のプリオンたん白質遺伝子のコドン129における遺伝子型はメチオニン-メチオニン(MM)であった。 上記4症例共に、白血球未除去の赤血球の輸血を1996~1999年の間に受けている。1999年10月に、英国では献血に用いる血液は、全て白血球が除去されているが、その効果は不明である。 この4例目から、まだまだ不明な点は多々あるが、vCJDが輸血によりヒトへ感染するというリスクに対する懸念は更に強まった。血液又は血液製剤によるvCJD感染拡大リスク防止のための種々の対策の重要性を、強調する事となった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国健康保護局(HPA) |
情報源(報道) | 英国健康保護局(HPA) |
URL | http://www.hpa.org.uk/hpr/news/default.htm#cjd |