食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01760300342
タイトル フランス農業・水産省、養豚場で旋毛虫症例が発生、消費者に勧告
資料日付 2007年1月18日
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概要(記事)  フランス農業・水産省は厚生・連帯省と共同で、フランス北西部フィニステール県の養豚場で旋毛虫の症例が発生した旨のプレスリリースを発表した。
 5ヶ所の養豚場から集められ、1月8日にと畜された400頭の豚のロットに由来する検体から旋毛虫の幼虫が検出され、AFSSAにより確認された。施設型の畜舎で飼育されている豚に同定されたのはフランスで初めてのことである。県獣医局は、汚染源の特定に向けて、該当する農場内で調査を進めている。豚肉の一部は翌日から商品化されており、残りはと畜場で出荷停止となっている。現在トレーサビリティに係る調査を行なっており、その結果が出たものから順次回収されている。
 旋毛虫は、ヒトに旋毛虫症を引き起こすことがある。加熱が不十分な豚肉等の摂取で感染し、嘔吐や下痢といった消化器官の徴候を示し、1~2週間で高熱や筋肉痛を呈する。また、顔に浮腫が観察されたり、神経又は心臓に深刻となり得る合併症を引き起こすことがあり、これについては適切な治療法はない。
 旋毛虫症の予防として不可欠な措置は、豚肉及び加熱用の豚肉派生製品を中心部まで加熱することである。一方、急速冷凍した状態で販売されている豚肉及び加熱済み豚肉加工製品については、寄生虫を死滅させる製造工程を経ていることから、リスクとはならない。
 1月9日以降に豚肉又は加熱用の豚肉派生製品を中心部まで火を通さずに食した者で、上記の症状を呈した場合は、直ちに医師の診察を受ける必要がある。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス農漁業省
情報源(報道) フランス農業・水産省
URL http://www.agriculture.gouv.fr/spip/leministere.leministrelecabinet.communiquesdepresse_a6709.html