食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01720470149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、グリホサート耐性遺伝子組換え甜菜H7-1の食品・飼料用流通に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2006年12月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  科学パネルは、グリホサート耐性遺伝子組換え甜菜H7-1の食品及び飼料用流通に関する安全性の評価を行った。主に、挿入DNAの分子特徴について科学的な評価を行い、栽培上の特徴と構成成分に関する比較分析、新たん白質についての毒性やアレルギー誘発性に関する安全性評価を行った。
 H7-1は、土壌細菌Agrobacterium sp. CP4株のcp4 epsps遺伝子を甜菜に挿入することにより、グリホサート耐性を作出している。分子解析の結果、挿入配列に4ヶ所の不整合が見られたものの、CP4 EPSPSたん白質に影響は無く、融合たん白質は既知の毒素やアレルゲンと相同性を持たないことが明らかとなった。H7-1は、実験における対照ラインと比較して、グリホサート耐性以外の構成成分・栽培・表現型に著しい変更は無かったため、当該GM作物は、挿入された特徴を除き、組成及び表現型に関して非遺伝子組換え甜菜と同等であると考えられる。また、げっ歯類の90日間亜慢性試験や羊の給餌試験の結果、H7-1を摂取することで対象動物に悪影響はもたらされなかったため、H7-1の栄養特性は非遺伝子組換え甜菜と相違しないと思われる。
 それゆえ、H7-1に関する情報は加盟国からの懸念を払拭するに十分であり、H7-1はヒトや対象動物の健康及び環境に悪影響を及ぼすものではないと科学パネルは結論を下した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/science/gmo/gmo_opinions/gmo_op_ej431_sugar__beet__H7-1.html