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資料管理ID syu01720350329
タイトル 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)、第94回定例会議の最終議事録を公表
資料日付 2006年12月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)は12月13日、第94回定例会議の最終議事録(PDF版23ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1.最近の課題について
①新興・新規確認健康リスク科学委員会(Scientific Committee on Emerging and Newly-Identified Health Risks:SCENIHR)の報告書の発行
②30ヶ月齢を超える牛についての牛海綿状脳症(BSE)検査システムの実施査察グループによる中間報告書においては、システムは導入以降十分に機能しているとしている。
③30ヶ月齢を超える牛のBSE検査管理の違反申し立てに関する調査結果を掲載したFSAのウェブサイトの紹介。
④臨床管理諮問グループ(個々の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の公衆衛生上のリスク患者に対する対処及び治療に関し、英国保健省(DH)への助言グループ)の会議。
⑤英国におけるvCJDの罹患率、年齢及び遺伝子型分布を確認する最も効果的な方法について検討する専門委員会の構成員及び権限についてのSEACの意見の記述。
2.伝達性海綿状脳症(TSE)検査の現状報告
 2000年以降の北アイルランドにおける牛、めん羊及び山羊におけるTSEサーベイランス結果の報告。
3.2006年9月までの孤発性CJD(sCJD)及びvCJDの発症例の報告
(1)1990年5月以降、845例のsCJDが報告され死亡時の平均年齢は67歳。遺伝子型の分布は、プリオンたん白質遺伝子のコドン129における遺伝子型はメチオニン-メチオニン(MM)が64%、メチオニン-バリン(MV)が18%及びバリン-バリン(VV)が18%。
(2)162例のvCJDが報告され、死亡時の平均年齢は28歳。vCJDの増加は、2000年がピークで28名の死亡が報告。その他、世界で34例が報告。
 全てのvCJD症例において、プリオンたん白質遺伝子のコドン129における遺伝子型はMM。ヒト及び牛の遺伝子を導入したマウスの研究では、牛からヒトへのBSE感染における種のバリヤは大きいが、ヒト-ヒトによる二次感染が容易であることを示唆。
 英国における盲腸及び扁桃の調査研究による推定では、10~30歳のグループ16百万人では3
,808人(信頼区間95%で785~11
,128)が感染という数字と当該年齢グループにおける実際に確認されたvCJD感染者数の102人との差は潜在感染者である可能性がある。
 輸血によりvCJD感染者が3名確認されたことに対する議論及び今後潜在感染者の顕在化の可能性等についても記述。
4.アイルランド共和国におけるBSE及びvCJDのサーベイランス、疫学及び管理の報告
5.未来予測 (horizon scanning):他の行政機関から、将来の検討課題について情報提供。
(1)欧州TSEロードマップ関連での特定危険部位(SRM)の変更、飼料への魚粉使用の認可
(2)めん羊でのBSE発生時における緊急時対応等
6.一般傍聴者との質疑応答
7.無症状潜在性vCJDの生前における迅速検査法に対する評価基準
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)
情報源(報道) 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)
URL http://www.seac.gov.uk/minutes/final94.pdf