食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01680020314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) 及び連邦医薬品医療機器研究所(BfArM)、糖尿病患者の血糖を低下させるとの売り込みで販売されているシナモン含有カプセルについて注意喚起
資料日付 2006年11月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) 及び連邦医薬品医療機器研究所(BfArM)は、糖尿病患者の血糖を低下させるとの売り込みで販売されているシナモン含有カプセルについて注意喚起するプレスリリースを共同で公表した。概要は以下のとおり。
 ドイツではしばらく前より、シナモンあるいはシナモンエキスを多く含むフードサプリメント及び治療食(dietetic foods)が販売されている。それらは、特に2型糖尿病患者の血糖値を低下させると言われている。BfR及びBfArMは、そのような宣伝文句を付されて販売される製品は医薬品に分類すべきで、販売には認可が必要だとの見解である。医薬品の販売認可手続きでは、その有効性、安全性、品質の審査が必要となる。それに対しフードサプリメント及び治療食は販売認可を得る必要がない。それゆえ品質、有効性、安全性は審査されず、科学的な便益リスク分析も行われない。血糖低下のためのシナモン含有治療食は、法廷でも医薬品に分類された。それゆえ食品として販売することはできない。これらの製品も、健康強調表示(ヘルスクレーム)を付されずに販売されるシナモン含有サプリメントも、クマリン含量が際立って多い。公的サーベイランスでは、一部のシナモン調合製品に多量のクマリンが含まれ、推奨服用量により耐容一日摂取量(TDI)を超過することが示された。BfRは、このような製品には健康危害があるものと判断する。
 本プレスリリースの英語版は以下のURLより入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/8546
 なお、本件に関するBfRの健康影響評価書(2006年8月18日付/9月27日公表)は以下のURLより入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/208/hohe_taegliche_aufnahmemengen_von_zimt_gesundheitsrisiko_kann_nicht_ausgeschlossen_werden.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/8542