食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01640240361 |
タイトル | 台湾行政院衛生署、中国産の上海ガニにニトロフラン代謝物の基準超過が見られた件について食品安全警報を発信 |
資料日付 | 2006年10月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 台湾行政院衛生署は10月18日、中国産の上海ガニ等からニトロフラン代謝物が連続して検出されていることを公表し、この件について注意喚起を示す黄信号レベルの警報を発した。 公表によると、経済部標準検査局は9月1日?10月31日までの間、秋の季節にあたり、東アジア及び東南アジアから輸入される活きたカニについて輸入検査を強化しているところであるが、10月12日までに検査した59ロットのうち、中国江蘇省の陽澄湖産のロットを含む7ロットに既にニトロフラン代謝物の基準超過が見られている(上限基準:0.3ppb)。問題のロットの輸入業者及び検出レベル等の一覧は、情報源のURLから入手可能。なお、検出レベルは1.1?4.7ppbであった。 同署はすでに地方当局に対し、問題の上海ガニの流通経路を追跡し、回収・廃棄するよう指示を下している。しかし、今回の検出レベルは、同成分が医薬品として各種感染症の治療に使われる濃度の数千?数万分の1であり、健康への影響は懸念されないことから、黄信号レベルの警報にとどめていることも紹介している。 また、今回の基準超過を受け、同署は輸入される上海ガニに対する管理を強化するために、以下4項目の措置を実施することを決定した。 ①同日より全ロットに検査報告の添付を義務づける。検査報告により、台湾の食品衛生関係法を満たすことが証明されない限り、検査申請を受け付けない。また、検査に合格しなかった場合は、問題の生産業者からの輸入申請を以後受け付けない。 ②同日より旅客による上海ガニの持ち込みを禁ずる。 ③2007年1月1日以降は、国際試験所認定協力機構(International Laboratory Accreditation Cooperation , ILAC)の認定を受けた検査機関により発行された証明文書の添付を義務づける。 ④他の活きたカニと区別し、上海ガニ固有の輸入コード(CCC code)を設定する。 一方、(財)中華民国消費者文教基金会は同日リリースを公表し、問題の製品が市場に流通してから検査結果を公表し、回収を行った当局の姿勢を強く批難している。リリースは、下記URLから入手可能。 http://www.consumers.org.tw/unit412.aspx?id=742 |
地域 | アジア |
国・地方 | 台湾 |
情報源(公的機関) | 台湾行政院衛生署 |
情報源(報道) | 台湾行政院衛生署 |
URL | http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?dept=&class_no=0&now_fod_list_no=&array_fod_list_no=&level_no=1&doc_no=46355&show=show |