食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01610370344 |
タイトル | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、蜂蜜中のB型及びD型ボツリヌス菌に関する科学委員会の意見書を公表 |
資料日付 | 2006年9月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は、蜂蜜中のB型及びD型ボツリヌス菌に関する科学委員会の意見書(2006年第34号)(参考文献つき全6ページ)を公表した。 AFSCAの検査政策総局は、AFSCAが流通業界で定期的に実施している検査によって、蜂蜜から初めてD型ボツリヌス菌が検出されたのに続き、B型菌も検出されたことを受けて、蜂蜜中のボツリヌス菌に起因する公衆衛生へのリスクについて科学委員会に緊急に諮問した。 ボツリヌス菌の7つの血清型のうち、A型、B型、E型及びF型菌だけがヒトにおけるボツリヌス症発生と関連があり、C型及びD型菌は動物のボツリヌス症発生にのみかかわるとされている。C型及びD型菌もヒトのボツリヌス症の原因となり得るとする仮説を紹介する文献もあるが、確認はされていない。 グラムあたりのボツリヌス菌数を予測する「最悪のシナリオ」に基づき、また蜂蜜中では毒素は産生及び増殖しないことを考慮すると、公衆衛生(1歳未満の子供を除く)へのリスクは非常に低いと評価される。しかし1歳未満の子供についてはボツリヌス症への感受性が高く、また蜂蜜中にはボツリヌス菌の芽胞が散発的かつ不均質に存在することから、蜂蜜を摂取させないよう勧告する。それゆえ、小売店で販売される蜂蜜の容器にその旨の表示を付することを強く勧告する。また、何らかの疾患又は治療後に腸内フローラが衰弱した、又は不安定になったためにリスクがある者についても、主治医からその旨の報告を受けるべきであろう。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ベルギー |
情報源(公的機関) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
情報源(報道) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
URL | http://www.favv-afsca.fgov.be/home/com-sci/doc/avis/avis_34-2006_%20fr.pdf |