食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01580410330 |
タイトル | 英国健康保護局 (HPA)、食品由来の疾病報告(第32~35週/2006年及び1月~3月)、サルモネラ属菌疾病報告(7月)及び血清型(4~6月)を公表 |
資料日付 | 2006年9月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国健康保護局(HPA)は9月7日、感染症情報CDRウィークリー(Communicable Disease Report Weekly (CDR Weekly))16巻36号を公表した。概要は以下のとおり。 1.2006年第32~35週における複数個所での発症例(General outbreak)として報告された食品由来疾病 (1)西カンブリアのホテルで、食中毒で15名が発症し、15名からS.Enteritidis (PT4)が検出された。食中毒の原因はティラミスとされている。 (2)ロンドン東南部のレストランで、食中毒で9名が発症し、4名からS.Enteritidis(ファージタイプ特定出来ず)が検出された。食中毒の原因は不明とされている。 2.7月にHPAにおいて記録されたイングランド及びウエールズ地区のサルモネラ症: サルモネラ症合計は1 ,165件で、その血清型は、S.Enteritidis(PT4)が207件、S.Enteritidis(other PTs)が470件、S.Typhimuriumが120件、S.Virchowが21件、その他347件であった。 3.イングランド及びウエールズにおける2006年第32~35週における一般腸内細菌感染症 細菌別に見るとカンピロバクターによる症例が一番多く2 ,216件、次にサルモネラ属菌によるものが879件、E.ColiO157によるものが137件であった。 2006年第1~35週累計では、カンピロバクターが27 ,560件で2005年同期の31 ,090件に比べ約10%減少している。また、ロタウイルスについては、2006年第1~35週累計が12 ,455件で2005年同期の12 ,813件に比べ減少している。サルモネラ属菌についても2006年第1~35週累計で6 ,096件と2005年同期の6 ,533件に比べ減少しているが、ノロウイルスは2006年第1~35週累計で3 ,228件と2005年同期の2 ,292件に比べかなり増加している。 4. 2006年1月~3月における複数個所でのヒトの発症例(General outbreak)として報告された食品由来疾病 (1)南ヨークシャーの個人住宅で、食中毒で22名が発症し、17名からClostridium Perfringensが検出された。食中毒の原因は肉入りパイ及び肉汁入りソースとされている。 (2)西ヨークシャーの住居地域の公共施設で、食中毒で46名が発症し、18名からClostridium Perfringensが検出された。食中毒の原因はラムの関節とされている。 (3)西ヨークシャーの学校で、食中毒で17名が発症し、3名からClostridium Perfringensが検出された。食中毒の原因はチキンカレーとされている。 (4)コベントリー及びワーウィックシャーのレストランで、食中毒で7名が発症し、4名からClostridium Perfringensが検出された。食中毒の原因は異なった食品とされている。 5. 2006年4月~6月に報告されたサルモネラ属菌の主な血清型 (1) S.Enteritidis:1 ,121件 (2)S.Typhimurium:266件 (3)S.Virchow:79件 (4)S.Montevideo:57件 (5) S.Newport:43件 (6)S.Stanley:42件 (7)S.Ajibo:37件 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国健康保護局(HPA) |
情報源(報道) | 英国健康保護局(HPA) |
URL | http://www.hpa.org.uk/cdr/pages/enteric.htm#gen_gastro |