食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01540650208 |
タイトル | 豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、食品基準コード改正案について意見募集を開始 |
資料日付 | 2006年8月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は、油脂中の酸化防止剤の表示義務化、食品添加物の使用基準拡大、ワイン製品名規定など7項目の食品基準コードの改定案について意見募集を開始した。提出期限は、2006年9月20日である。 改正案の概要は以下の通り。 1.油脂中の酸化防止剤の表示義務化 現行の基準コードにおいては、化合物成分が最終食品の5%以下である場合には、成分表示を免除されているが、改定案では油脂中の酸化防止剤の表示について、微量の含有でも常に義務付ける。The Food Intolerance Networkという名称の団体からコード改正の要請があった。 2.食品添加物としてのナイシンの使用基準拡大 Danisco Australia Pty Ltd社より、加工肉製品で抗菌防腐剤として使用するナイシン(nisin)の使用基準値をいくつかの食品種について12.5mg/kgに拡大するよう申請があった。同社は、現在認可されているいくつかの抗菌防腐剤は全く効果がなく、加工肉製品の腐敗がしばしば発生しているとしている。 3.ワイン製品名の規定 豪州ワイン製造者連盟(the Winemakers Federation of Australia: WFA)は、現行のワイン製品の定義が原産国表示と共に使用された場合、消費者の誤解を招きやすいとして、これを削除し、「ワインをベースとした飲料」という表現を所定の定義とするよう要請した。 4.ワイン製造時の水の使用について 豪州ワイン製造者連盟(WFA)は、ワインに添加が許容される水の量を1リットル当たり30ミリリットルから50ミリリットルに引き上げるよう求めている。但し、当該レベルは、添加が製造管理及び品質管理規則(GMP)に準拠している場合にのみ適用されるとの条件が付けられる。 5.新食品としてのイソマルツロース(isomaltulose)の認可 Palatinit GmbH社は、人工甘味料イソマルツロースが幾つかの食品でしょ糖(sucrose)の全面的または部分的代替品になり得るとして使用認可を申請した。 6.残留基準値の改正 豪州農薬・動物医薬品庁(Australian Pesticides and Veterinary Medicines Authority)は、FSANZに対しコード中の幾つかの農薬に関する残留基準値(MRL)の改正を要請した。これを受け、FSANZは、食事由来の暴露評価を検討した結果、改定残留基準値が公衆衛生並びに安全性に対し何ら問題をもたらすものではないとの結論に達した。 7.グリホサート耐性アルファルファJ101及びJ163由来食品 Monsanto Australia Limited社は、除草剤耐性遺伝子組換え(GM)アルファルファ種J101及びJ163由来食品の認可を申請した。FSANZは、新たん白質の毒性及びアレルギー性を含め、安全性について評価を行った結果、従来品種に由来する食品と同様に安全かつ健康的との結論に達した。 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | FSANZ |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/mediareleases/mediareleases2006/9august2006changesto3294.cfm |