食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01530350328 |
タイトル | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、公共の公園及び水辺等における野鳥への鳥インフルエンザウイルスの暴露に関するリスク評価を公表 |
資料日付 | 2006年7月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)は7月9日、公共の公園及び水辺等における野鳥への鳥インフルエンザ(AI)ウイルスの暴露に関するリスク評価を公表した。概要は以下のとおり。 1.リスク評価の目的 英国における水上スポーツ施設及び水遊び場等で、特に水鳥が居る施設を含む公園等の作業者及び利用者に対するAIの定性的リスクをまとめるために実施した。 2. リスク評価の方法 以下の情報に基づき、リスク評価を実施した。 (1)欧州及び英国におけるAIウイルスの分布に関する現状の情報 (2)ヒトへの感染リスクの可能性がある暴露経路に関する科学的知見 (3)近年の世界的な症例報告を基礎に研究された、当該疾病の人獣共通感染症の感染性に関する疫学的知見 (4)AIウイルスの環境条件における生存性についての既存データ 3.リスク評価の結果に基づく提言 (1)英国における公園の作業者及び利用者に対する野鳥由来の大きなリスクはない。 (2)公園の利用にあたり、制限を設けるべきではない。 (3)水上スポーツをたしなむ人々に対するAIウイルスのリスクは増加していない。 (4)湖、貯水池、屋外プール、流れの速い川の利用に制限は必要としない。 例外としては、野鳥が良く来る場所で、水が少なく澱んでおり、野鳥の糞等で著しく汚染されたような場所の利用は制限すべきである。 (5)死亡した野鳥の取扱については、DEFRAがすでに発表しているサーベイランス目的以外での取扱に関するガイドラインが適用される。 (6)科学的及び疫学的な再検討の結果、公園という特別な環境下における作業者、施設従業員に対する今回の助言を変更する十分な理由はない。 (7)将来的に、AIウイルスに公園の鳥が感染した場合の公衆衛生上のリスクを予測することが賢明である。それによって、事前にその際の対応措置を文書化しておくことが助けとなる。 (8)全国的な対応の統一性を確実にするため、本リスク評価に基づき、公園の作業者や地方行政当局に対する勧告文書を準備すべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA) |
情報源(報道) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA) |
URL | http://www.hpa.org.uk/infections/topics_az/influenza/avian/documents/AIParksandOpenWatersRiskAssessment-July2006_000.pdf |