食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01520080149 |
タイトル | EU、殺菌剤ホルペット及び殺虫剤メソミルに関するピアレビューを公表 |
資料日付 | 2006年7月26日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、申請国からの資料提供を受け、殺菌剤ホルペットの安全性に関するピアレビューを行った。 当該物質に遺伝毒性は無いが、マウスへの発がん性が見られた。また、当該物質はラットの繁殖に悪影響を与えないが、ウサギへの催奇形性が示された。実験結果から当該物質のADI、急性参照用量(ARfD)を0.1mg/kg体重/日と設定した。 当該物質の残留に関する実験から、残留基準値を設定することは出来なかったが、当該物質を処理した食卓用ブドウなどを摂取した場合の、幼児の急性毒性は確認されている。また、加工による当該物質の変化は十分解明されていないが、加工製品中の当該物質の量が大幅に減少することから、ある程度の分解産物が生成されている可能性がある。 なお、本文は以下のURLから入手可能。 http://www.efsa.europa.eu/science/praper/conclusions/1611/praper_concl_sr70_folpet_rev3_en1.pdf また、EFSAは、申請国からの資料提供を受け、殺虫剤メソミルについても安全性に関するピアレビューを行った。 当該物質には、遺伝毒性・繁殖毒性・発達毒性・発がん性は無いことが示されている。実験結果から当該物質のADI、急性参照用量(ARfD)を0.0025mg/kg体重/日と設定した。 当該物質の残留に関する実験の結果、食卓用及びワイン用ブドウの残留基準値を0.5mg/kgと設定することが検討されているが、野菜における当該物質の残留は常に定量限界(0.02mg/kg)以下となることが判明している。また、加工食品(グレープジュースやワイン)中の残留物の量は、生のブドウに比較して少ないが、これは加工中に当該物質が固形物へ移行したことと、当該物質の一部が無毒性の物質に分解されたためであると考えられる。また、当該物質の残留物に対する家畜の暴露は無いことが予測されている。一方、当該物質の残留物の急性及び慢性暴露実験の結果、当該物質を使用した食用ブドウを摂取することで一部の集団に急性リスクがあることが分かった。 なお、本文は以下のURLから入手可能。 http://www.efsa.europa.eu/science/praper/conclusions/1613/praper_concl_sr83_methomyl_en_rev11.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/science/praper/conclusions/1611_en.html |