食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01490210164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、カンピロバクター感染における遺伝子による感受性についての調査結果を公表 |
資料日付 | 2006年7月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は7月5日、カンピロバクター感染における遺伝子による感受性についての調査結果(31ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1.調査実施の背景 オランダにおいて、毎年59 ,000人がカンピロバクターに感染している。オランダ政府は食品における暴露を減らすことにより、感染防止に努力しているが十分ではない。更に感染防止を図る上で、ヒトの遺伝子型による感受性の差異について理解することが重要と考え、調査を実施した。 2.調査内容 カンピロバクターは、マウス等の動物に発症を引き起こさないため、疫学的調査、感染患者の研究及びボランティアの症例観察等によって得られた情報の解析を実施した。 3.調査目的 カンピロバクターにより引き起こされる胃腸炎に対する感染防御に関する遺伝子型による感受性を明らかにする。 4.調査結果 カンピロバクター感染症における感染防御の最初(免疫)の機序を解明するため、疫学的観察及び感染患者の観察を実施した。 その結果、最初の防御機序では、胃における酸性度が非常に重要であることがわかった。つまりカンピロバクターに対する感染防御では、液性免疫が決定的であることを示唆している。 また、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)によるAIDS(後天性免疫不全症候群)患者の感受性の観察結果から、細胞性免疫がなんらかの役割をもつ可能性があることが明らかになった。 更に、カンピロバクター感染に対する個々の感受性を決定する感染防御についての知識に大きなギャップがあることが今回の調査で更に明らかになった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340210002.html |