食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01480160333 |
タイトル | 英国残留農薬審査委員会(PRC)、2006年5月に実施したブドウについての残留農薬検査の結果及びリスク評価を公表 |
資料日付 | 2006年7月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)の関連機関である農薬安全委員会(PSD)の残留農薬審査委員会(PRC)は、2006年5月に実施したブドウについての残留農薬検査の結果を7月3日に発表した。 37サンプルのブドウにおいて残留農薬のリスク評価を実施した。結果の概要は以下のとおり。 1.残留農薬検査の結果 ①インドから輸入された1サンプルから残留基準値(MRL)を上回った0.06mg/kgのメソミル及びMRL以下のミクロブタニルが検出された。メソミルのMRLは0.05mg/kg ②チリから輸入された25サンプルから下記のいずれかの2~6種類の農薬(MRL以下)及び6サンプルから0.4~1.4mg/kgのキャプタン(MRL未設定)が混合して検出された。 イプロジオン、イミダクロプリド、キャプタン、カルバリル、カルベンダジム、クロルピリホス、シプロジニル、フェンヘキサミド、フルジオキソニル、ホルペット、ミクロブタニル ③インドから輸入されたブドウ12サンプルのうち2サンプルから下記の2農薬が検出された(MRL以下)。 トリアジメノール、イプロジオン ④南アフリカから輸入されたブドウ3サンプルのうち1サンプルからイプロジオン(MRL以下)が検出された。 2.リスク評価結果 ①チリから輸入されたブドウ1サンプルから0.2mg/kgのカルベンダジムが検出された。カルベンダジムのMRLは、2mg/kgである。1~2歳児の摂取量(0.012mg/kg体重/日)を換算すると、急性参照用量(ARfD)である0.1mg/kg体重/日より少ないため、健康リスクはないとした。 ②チリから輸入された別の1サンプルから以下の2種類のカーバメート系の残留農薬が検出された。 0.03mg/kgのカルバリル(MRL未設定)及び0.05mg/kgのクロルピリホス(MRL=0.05mg/kg)が検出された。複合リスク評価の結果、1~2歳児の摂取量を換算すると、ARfDより少ないため、健康リスクはないとした。 ③チリから輸入されたブドウ6サンプルからキャプタンが検出され、その中で最も高い残留農薬量である1.4mg/kgから換算の結果、健康リスクはないとした。 本公表資料には、PSDによる報告書へのリンクが掲載されている。 2006年5月の調査結果一覧表(PDFファイル5ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.pesticides.gov.uk/uploadedfiles/Web_Assets/PRC/May_06_grapes_results.pdf 2006年5月のリスク評価(PDFファイル2ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.pesticides.gov.uk/uploadedfiles/Web_Assets/PRC/May_06_grapes_risk_assessment.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国農業安全委員会(PSD) |
情報源(報道) | 英国農薬安全委員会(PSD) |
URL | http://www.pesticides.gov.uk/prc.asp?id=1880 |