食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01480140305 |
タイトル | EU、ブラジルにおけるEU向け植物由来食品の残留農薬規制制度に関する視察団報告書を公表 |
資料日付 | 2006年6月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | EUの食品獣医局(FVO)は2005年11月、ブラジルにおけるEU向け植物由来食品(特にリンゴとパパイヤ)の残留農薬規制制度に関する視察を実施し、このほど報告書を公表した。本視察は、ブラジルからの当該輸入品に残留基準値を超える農薬が検出される事案がEU加盟国から多数報告されていることに鑑み実施されたもの。概要は以下のとおり。 1.農薬等の販売規制 法制は十全に施行されている。小売業者への立入検査が頻繁に実施されているが、違法事案があった場合の追跡調査に不備がある。農薬使用者に対する検査は一部の州でしか実施されておらず、検査内容も、使用者自身の保健衛生に関するものや未登録農薬の不正使用に関するものだけである。 2.植物由来食品中の残留農薬に関する規制制度 国の残留基準値にはEU基準と異なるものが多く、所轄官庁はEU基準を適用する法的根拠を整備していない。 3.その他 国の残留農薬分析プログラムが一部しか実施されておらず、その結果、サンプルの19%が国内法に不適合となっている。所轄官庁による継続的なモニタリングが計画倒れになっているが、業界が自主的にカバーしている。ただし報告がなされておらず、また結果が判明する前に出荷されることが多い。EUから緊急アラートとして通知された事案に対する追跡調査がほとんど行われていない。所轄官庁には輸出品の試験所が8ヶ所あるが、このうち国際基準認定を受けているのは1ヶ所だけである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州連合(EU) |
情報源(報道) | 欧州連合(EU) |
URL | http://ec.europa.eu/food/fvo/ir_search_en.cfm?stype=insp_nbr&showResults=Y&REP_INSPECTION_REF=7703/2005 |