食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01450270450 |
タイトル | Eurosurveillance、水浴・飲用によるH5N1亜型感染のリスクは無視できる |
資料日付 | 2006年6月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)が実施したリスク評価によれば、高病原性鳥インフルエンザ(AI)が発生した湖沼等での水浴によりヒトがAIに感染するリスクは無視できる。 欧州各地でH5N1亜型ウイルスに感染した水鳥の死体が多数発見されているが、糞便で汚染された水を介して水浴者への感染が懸念されていた。 しかし、現在循環しているH5N1亜型ウイルスはヒトへの順応力が弱く、大量に暴露しなければ感染しないと考えられている。従って、感染した水鳥の糞便により水浴場や飲用水が汚染されているとしても、希釈率が大きいためヒトの感染には至らないとECDCの委員会は結論した。 飲用水については、通常の上水処理工程でウイルスは死滅する。井戸などの自家用水であっても、希釈率が大きいことと、H5N1亜型の感染価の低いことを考慮すればリスクは大きくない。 ただし、ウイルスのヒトへの順応力が増大した場合には、本評価を見直す必要がある。また、大量の鳥が湖沼等で死亡した場合には用心が必要である。 AIへの感染リスクは小さいとしても、水浴にはサルモネラ症やカンピロバクター症への感染リスクが伴うため、定期的に水質検査が行われている水浴場の利用が勧められる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | - |
情報源(報道) | Eurosurveilance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ew/2006/060608.asp#4 |